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2005-05-07

疲れました。  NO 1149


 すべての予定を終え、夕方からカラオケ大会の臨戦態勢。考えられる問題発生を想定し、その対処の打ち合わせを済ませて本番を迎えた。

 ご出場いただく皆さんの集合は午後5時。緊張される人、されない人。また普段着の人、着替えられる人と様々。それぞれの方を応援される方々が次々に来られ、設置されていた椅子席が満席となった。

 歌われる方々の横にセッティングしてあったお茶がすぐになくなる。のど飴はあまり減らなかったが、紙コップを何度も補充することに。

 皆さんご持参のテープやCDを順に並べ、客電を落としてオープニング。ステージ照明の美しい瞬間にデジカメ撮影、すぐに1階の事務所で作業に入る。1階とロビーの情報はインカムで伝えられてくるが、予定になかったことがメモ書きで届いてきた。

「十数人のグループの方がカラオケをさせてくださいと言っておられます。如何がしますか?」「来月も開催してという要望が多く入っています。どうしましょうか?」

 司会席は、私と女性スタッフの2人だけ。音響の微調整にナレーションと大忙し、そんな状況で対応不可能。「終わってから対応」ということで返しておいた。

 それにしても皆さんお上手。プロ顔負けというレベルの人も数人おられる。励まし、応援の拍手があたたかい。過日のコンサートでプロの方が「お客さんの筋が素晴らしい。音楽が解っている。ここのお客様はレベルが高くて怖いよ」と言われた言葉を思い出す。

 今回は、私がお願いした方も数人あった。女性合唱団の団長さんや任侠ものを歌わせたらこの人という人物。やはり素晴らしい歌声で大喝采を頂戴できた。

 本番の始まる前、嬉しい報告もあった。前回に歌われた女性のお父様がご来社、ステージのバックに貼り付けるカラー文字を制作してくださっていた。

 そのお方、カラオケの世界では著名なプロと伺ってびっくり。締めくくりに特別ゲストとして歌っていただいたが皆さんが驚嘆。やはり本物のプロだった。

 記念写真も問題がなく進められたが、途中で発生したハプニングには場内爆笑。カラオケなのに歌が入っていたからだ。

 ハプニングをハプニングでないように解決するのが私の仕事、うまく解決したようで拍手が起きた。

 エピローグは音楽クイズ。ちょっと意地悪な問題だ。確実に記憶にあるのにタイトルが思い出せないという「頭の引き出し」を問う形式。オープンニングのヒントにした音楽がヒッチコック劇場のタイトルテーマ。それに乗せてクイズの設定を説明申し上げた。

 これらはご参加された皆様の平均年齢を拝察して考えたもの。「シャイアン」「刑事コロンボ」「ララミー牧場」「ハイウェイ・パトロール」「スパイ大作戦」のテーマ音楽を問題にした。

「あれや!」「解っているのに出て来ない?」「懐かしいわ」なんてお顔をされているが、中々正解に結び付かないのが面白さ。そんなことも想定して5曲を余分に入れておいて助かった。

「コンバット」「刑事コジャック」「アンタッチャブル」なんてところが懐かしさで沸いていた。

「楽しかったわ。有り難う」とお帰りの後ろ姿に手を合わせ、「社長も歌ってね」にも合掌した。
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