最新 最古
2005-05-28

羞恥を省みず?  NO 1170 


 出社すると、甘くていい香りがする。子供達の料理教室が始まっており、ドーナツを創作しているよう。

 ホールの設営確認を済ませた頃にはカレーの香り。ふと時計を見るとお昼前。出来上がったものをご相伴にあずかったスタッフもいたようだが、私までは回ってこなかった。

 今日のコンサートだが、昨日、弊社の総支配人から依頼されたことがあった。

 それは、コンサートのプロデュース・コンセプトで「命」「愛」「平和」を組み込んで欲しいということだった。

<珍しいことだ!>と思いながら快諾をし、「それなら任せない」と特別バージョンでシナリオを創作した。

  戦前、戦中、戦後という昭和の激動混乱期、そんな時代に歌われていた曲を抜粋、その曲に込められた作詞者の思い、また、秘められたエピソードなどを深夜に 徹底して調べたら意外な世界をいっぱい発見、それが、今後の葬儀の司会にあっても有意義に役立つ貴重な勉強ともなった。

 そこに「愛」 「命」があり「平和」への願いが込められてある。ただ旋律を耳にし、歌詞を何気なく歌うのではなく、「聞く」から「聴く」への伝達変化を環境アップさせる には空間イメージの創造も重要。そこでいつものナレーションとは異なる司会トークでやってみようと取り組んだ。

 はっきり言って大変だった。何より文献調べで目が疲れた。昨夜に眼科のお世話になっておいたことが大正解だったが、反対側に撮影して映し出されたパソコンの文字が見え辛く淋しい思いも。

 これまでのコンサートで最も疲れたのが正直なところ。いつも置かれてあった司会席の椅子がお客様に回され立ちっ放しとなったから。

 会場は満席。シンセサイザーの演奏、6名様の独唱、全員の合唱と3バージョンで構成。途中で星名国際登録の映像を流し、日航機事故、JR事故の犠牲者への献奏として恥ずかしかったが私自身で演奏した。

 他人に聞いていただけるようなレベルではないが「捧げる」ということだけはご理解
くださったよう。日航機事故の犠牲者の葬儀を担当した思い出が被さり、ちょっとセンチメンタルな演奏となった。

  カラオケ大会やコンサートのお客様から「社長も歌って」「歌わなかったら来ないよ」なんて圧力?も多かったが、それで来なくなるお客様より、歌ってショッ クを受けて来なくなる人の方が間違いなく多いだろう。そんなところから両者にマイナスにならないように願って挑戦した事情もある。

 それにしても高橋さんの演奏は素晴らしい。何度耳にしても癒される。その方の演奏をバックに合奏できるなんて幸せ。「見上げてごらん夜の星を」は、私の人生に於ける思い出の曲として増えることに。

 改めて犠牲者の皆様に手を合わせます・・・・合唱
久世栄三郎の独り言(携帯版)
携帯で下のQRコードをスキャンするか
 または
携帯に下のURLを直接入力します。
URL http://m.hitorigoto.net