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2005-05-16

扉が開いて・・  NO 1158


 廊下の扉を開けると爽やかな5月の風、ふと見ると裏側のガレージの扉が開かれていた。

 そんな環境でナレーションの創作、朝に入手したお客様情報を整理すると、ご逝去された時間が5年前のご伴侶と10分違い。どちらも88歳というところから「ご夫婦の絆」をキーワードに。

 開式前の「奉儀」からご出棺まで、式場の内外を問わず静寂そのもの。それは、導師をなさったお寺様のイメージが大いに影響したようだ。

 引導文を拝聴しても誰もが理解できる言葉遣い、そこに宗教者らしい説得力がある。こんな静かな葬儀が私の理想だが、不幸な儀式の中で、今日は、そんな幸せ気分に浸れる司会者となった。

 導師は遠方からご来臨、打ち合わせに参上すると「何度か会っておる」とおっしゃり、私が担当申し上げた檀家さんのお名前が次々に登場「この辺りは高級葬儀ばかりだな」とニコッとされた。

 本来、絶対にお許しいただけないナレーションだが「引導、弔電代読に続いて」とお許しくださって合掌申し上げた。

 開式前に予定していたナレーション、そんな事情でクライマックスという重要な時間に担当申し上げることに、そこで急遽内容を変更し、命と宗教バージョンを強調した。

 さて、パソコンのプライベートメールの調子がおかしかった。アメリカの娘から何度も送信したという写真アルバムが受信されなかったが、今夜、やっと正常になり49枚の写真を開くことが出来た。

 骨折の手術をした孫、麻酔から覚めた時の痛々しいショットもあったが、後は「日にち薬」のようで安堵している。

 久し振りに夜の食事を自分で調理。「単身を、つい独身と勘違い」なんて川柳に笑ったことがあるが、外食に出掛けず自宅で自炊とは「らしくないな」と思いながら、偏食の多いタイプでメニューに迷うことは一切ないのが救いかも?

 炊き立てのご飯が食べたかったからが正直な動機。足元を2匹の猫に纏わり付かれながら玉子焼き。薄口の醤油を掛け過ぎて血圧がアップしたかもしれない。

 そうそう、妻から「今、知床に」という電話で思い出したが、昨日、崇拝する北国の女神「水冠」様にスタッフ一同からのプレゼントを託送申し上げた。

今回は「水冠」様がご介護をされている叔母様へのもの。過日のコンサートの収録ビデオだが、唱歌、ラテン、三味線とバラエティーに富んだ曲目、お喜びいただけますよう願っている。

 今日も秘書サービスのご利用が何件もあり嬉しいところ。また、過日のカラオケに出場されたお方がわざわざお越しくださり、スタッフが感激するようなお言葉を頂戴したそうだ。

「シーン」の玄関は敷居が高いなんて風評もあったようだが、音楽は心の扉を開けてくれるもの。今、玄関の扉が軽くなり、何度も開かれるようになってきたこの頃である。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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