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2005-06-21

気をつけて  NO 1193


 頂戴する手紙やメール、その返信だけで半日を要する。失礼だが仕方なく優先順位を決めてから打ち込んでいくが、毎日溜まる一方で心から申し訳なく思っている。

 朝、咽喉に痛みがある。<まずい>と感じて真向かいの医院へ。先生の奥様が咽喉に消毒液を塗ってくださったが、お支払いしようと思ったら「これは、サービス」ということで恐縮した。

 明日は「塾」の日、スケジュールがいっぱい重なったが、地方から遠来される塾生の皆さんの期待に応えなければならず、全員が予想もしないであろう空間演出をセッティングさせた。

 こんな形式で研修することは恐らく弊社だけの世界だろうが、緊張という貴重な体感を与えるには「最適」と考え、香りに包まれる中で参列者の観点から学んで欲しいと願っている。

 今日ご来社されたお客様十数人の方にその世界をご笑覧いただいたが、皆さんが衝撃を受けられ不思議な世界に浸られる。携帯電話で友人や知人をお呼びになったり、お帰りになってから数名の方と共に来られたお方もあり、びっくりするご人数がやって来られた。

 前回の塾の前は最悪の体調だったが、今回は早めの対策処置で随分と楽に。夜に無理をお願いして点滴を受けてきた。

 ベッドに横になっていた30分間、いつの間にか眠ってしまい「おはよう」という奥様の声で目が覚めた。

「あなた、いつ休んでいるの?ちょっと考えなさいよ」とアドバイスされたが、転寝の夢の中に塾生達が登場し、彼らが身に着ける制服が燕尾服のように見え、巣の中で待つツバメのように感じて思わず苦笑しながら自宅の玄関に。

高額な旅費を負担し、貴重な時間を費やして来社される塾生の皆さん。それだけのことを返して帰すことが私の義務。オヤジギャグなら「ツバメ返し」ということだろうか。

  プロとして葬儀に接する。衣服は略礼であっても心は正装でありたい。葬儀に対する一般の方々のアンケート調査記事を読むと、素人さんに指摘される恥ずかし いことがいっぱい記載されてあるが、その方々が塾生達の担当する葬儀を体験されたらどのように変わるのだろうか。そんな思いを塾生達に託したい。

 明日は「友引」の日、最近の大阪では友引の日の葬儀も多くなったが、明日の葬儀を予定されていたお客様が急に変更され、すべての手配をやり直したということがあった。

 おそらく他府県から来られたご親戚の方のご意見で変わったのだろうが、急変に対応することも大切なこと。お陰で私にとって明後日が大変になった。

 報告書を見ると、今日も事前相談の方のご来社があった。ご本人にゆかりある場所で葬儀を行いたいとのご要望。

また、女性スタッフが夜遅くから仮通夜のお客様のご自宅まで参上するとのこと。日程を延ばされておられたご葬儀、喪主様が外国から帰国されたから。想像を絶するお疲れと拝察申し上げるが、ミス・ホスピタリティに期待する。

 そんなところから、明日は企画室のスタッフも少ない。そんな状況で塾生を迎えるが、弊社が加盟する協会のように「皆が先生、皆が生徒」という考え方で進めたい。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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