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2005-07-20

想い新たに  NO 1216


 退院の際に指定されていた検診日、早めに病院に着き診察カードを入れた。

 それから約1時間40分、眼科と併用されている待合コーナーで電光掲示板を見つめる。200席ぐらいもあるベンチタイプの椅子の大半に患者さん。大病院特有の光景だが入院時とは全く違う体調、結構リラックスしながら過ごしていた。

 やっと昼前に自分の番号が掲示され中の待合室に入ったが、そこで20分ほど待つことに。

 今度は名前が呼ばれて診察室へ。「お久し振りです。その節に大変お世話になりまして」とご挨拶。「その後、如何ですか?」で診察が始まった。

「あの時は大変な症状でしたよ。思ったより早く治癒できてよかったですね」と言われて口を開け、鏡の付いた医療器具が差し込まれて苦しかった。

「きれいな状態です」が診察結果。血液検査でも心配なしということで安堵。3分程度の診察で気分軽やかに会計手続きコーナーへ。

 ここで書類を出すと、また電光掲示板。番号が表示されたら自動支払機で払い込むのだが、<お年寄りなら大変だろうな?>と同情も。

 10分ぐらいで番号が出た。支払機に診察カードを差し込むと金額が表示される。一瞬<間違っていない?>とびっくりした。

 処方された薬は薬局で購入しなければならないが、診察料は490円だけだったから。

 毎月高額な社会保険料を納めているが、私の場合は眼科や医院のお世話になることが多く、保険の「有難み」を実感している一人だが、今日の体験で大切なことに気付いたような思いもする。

 それは、病気にならないという予防医学の重要性。患者さんが少なくなれば待ち時間も短くなるし保険料も安くなる。何より健康になれば自分や家族も不幸でなくなる。そんな思いを抱きながら病院前の薬局で薬を購入してきた。

 正直に言うと随分前から心配していたことがあり、それが今日、払拭できたということになるだろう。

 食事の際、過去に食道が砂時計みたいな状況になることを何度か体験しており、食道ガンを恐れていたこれまでだったが、先月の入院後から一切なく、喉頭ガンや食道ガンの兆候が全く認められないという結果にホッとした。

 これからやらなければならないことが山ほどあるが、そこで重要な体調の問題の一つが越えられた。塾生達から「抜け駆け」来社要望もあるとのこと。そんな熱意にも応えてやりたい。

 人生とは、心残りなく来世へ旅立ち、その時期を自身で「悟る」ことが出来れば最高だ。

「覚る」ことが出来た人は多いが「悟る」となれば少ない筈。今日は過去、明日は未来、その狭間である現在の時間を大切に過ごしたいもの。今、そんな思いでこの号を打ち込んでいる。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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