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2005-07-15

信じられますか?  NO 1211


 本格的な暑さ、あるご葬儀を担当して火葬場に向かう車中、外気の体感温度を見たら38度。戻ってから次の式場に向かう時に39度を表示、会葬の皆さんへの冷たいお茶とオシボリサービスの徹底と共に、私自身の水分補給もスタッフに頼んでおいた。

 朝方から聞こえていたセミ時雨だが「1ベル」バージョンで流した音楽の効果で泣き止み、それからずっと静かな状態。今日はアナウンスに入る前にセミ達が協力してくれたみたい。

 ご出棺をお見送りして帰社、すぐに着替えてカラオケ大会のリハーサルを担当。明日が本番だが夏祭りの関係で数名の方がキャンセル。「頼むから次回に入れてね」と懇願され、また開催しなければならなくなった。

 歌われる皆さんは本当にお上手、プロ顔負けという方が何人もおられるが、ちょっと意外なことを感じている。

 弊社が主催するカラオケ大会は、ご本人が歌われる曲のテープをご持参いただくことが条件になっている。ご自身のキーで録音されたテープを流してみると、極めて音質の悪いケースが多いので残念である。

 これだけ「うまいのに!」<どうして?>と思ってしまう。音響設備が高レベルなので、それらが余計に目立ってしまう。これではせっかくの歌声がもったいない。そんな説明を行ってもピーンと来られる方が少ないのも驚き。今日も4人ぐらいそんなケースがあった。

  さて、雑誌を読んでいると嬉しいニュースがあった。来月24日から常磐線の新線「つくばエクスプレス」が開業するそう。秋葉原からつくばまで58.3キロ が最速45分で結ばれる。総工費が約1兆円というのだから驚きだが、東京出張時に何度も訪れたつくば行きが便利になる。

 これまで東京駅の八重洲からバスで1時間だったが、帰路の常磐道、首都高速の渋滞で2時間以上は当たり前。それが嫌なら上野と土浦間を常磐線の特急「フレッシュひたち」で50分。そこからタクシーで20分という行程。そんなところから新線の開業は大歓迎だ。

 テレビのニュースで宗教的詐欺事件の判決を報じていた。「天声」を売り物にしていた教祖が映っていたが、未だに信仰している人々が存在するそうで唖然とする。

 悪質なリフォーム詐欺もそうだが、不安を煽ってビジネスにつなげるケースが次々に登場、弱者をターゲットにする恐怖の社会構造になっているよう。

 葬儀の仕事に携わり、誰よりも来世の存在を信じている私、終焉の儀式を拍手で送られたいと願っている。

 生きた証にと始めた「独り言」だが、1000号を過ぎた頃から剛腹な思いを抱くようにもなっている。それは、ご訪問いただいた方で来世の存在を信じてくださる人が一人でも増えること。私に「天声」は一切聞こえてこないが、不思議な体験がいっぱいある。

少なくとも祭壇に飾られたご遺影が微笑まれることがあるのは事実、お怒りになるお顔を見たくないから真剣に取り組む。それが私の葬儀屋人生観である。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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