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2005-07-03

音の道楽?  NO 1199


 いつもより早い時間に銭湯に行った。時間帯によって常連の皆さんの顔ぶれが変わるが、葬儀に従事する立場にあると顔見知りが多いことは事実。「入院していたらしいね?」というお声を数人から掛けられ、「ちょっと痩せたのでは?」という質問もあった。

 退院した日に計測した際59キロだったが、今日の体重計の針は60キロを超えており復調の兆しが感じられる。しかし、運動不足が顕著に表れているようで痩せたイメージがあるのだろう。

 昔から細かった身体だが、40代からウェストだけが肥満気味だった歴史も今やすっきりと戻りつつあるところ。少し筋力アップに努力しなければと考えてもいる。

 これでも昔はスポーツマン。40歳過ぎにパーシモンのドライバーとスプーンで500ヤードまでの「パー5」なら届いていたが、きっと今なら第3打で100ヤードぐらい残ることになるだろう。

 昨夜、私が勧めたことがきっかけでゴルフを始めた友人に会ったが、奥さんから「いい加減にしてよ」と言われるほどゴルフ三昧に明け暮れているそう。

「もうすぐシングルになれるぞ」と嬉しそうだったが、横にいた奥さんが複雑な表情をされた時、「入院するよりいいじゃないか」と返した彼の言葉に触発され、「久し振りに行こうか」と発展してしまった。

 さて、その彼が不思議なことに、昨日に書いたスピーカーの存在を知っていたので驚いた。

 電蓄の時代から音響システムが道楽だった彼、このスピーカーは日本が世界に誇るオンリーワン的技術革新だと解説をしてくれ、購入を考えていたと言うのだからびっくりした。

 彼の車にセッティングされた音響システムが凄いが、彼の好みを昔から知っていた私、秘蔵の音楽を録音してプレゼントしたテープがあり、それを20年以上も大切にして聴いてくれているのも嬉しい話。フェスティバル・ホールに何度か一緒に行ったことも懐かしい。

 この夫婦に共通する趣味が映画鑑賞、我々の青春時代に流行した外国映画のファンでもあり、最近の映画館の音響システムについて驚嘆しており、私が知るドルビー・システムの話題に興味を抱いてくれているのでいつも盛り上がっている。

 カラオケの流行もあるだろうが、我々日本人の音楽の音質に対する耳に変化が起きていることも確実だろう。

そんな時代にあって我が業界の音響システムのレベルは低く、お寺やご自宅にセッティングする移動仮設型のアンプやスピーカーなんて「お粗末」そのもの。「聞こえたらいい」と考えている業者さんが多い現実が嘆かわしい限り。もっと神経を遣って欲しいと願っている。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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