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2005-07-22

恐ろしい世の中  NO 1217


 過日、夫婦が共に長生きをし、互いがこの世を出立する時期の「差」が少ないのが理想と書いたが、今日の新聞の対談記事を読みながら意外なデーターの存在を目にして<!>した。

 夫を見送る妻、妻を見送る夫のバランスが85パーセントと15パーセントという事実、男とは何と弱いものだろうかと唖然とする。

 それだけではない、伴侶を見送ってからの存命期間の平均が、夫が5年で妻が22年というのだから恐れ入り奉る。

 弊社のホールで行われているコンサートのご来場者も女性が圧倒的に多いし、カラオケ大会ともなれば男性が申し訳なさそうに出場される状況。「母は強し」という女性パワーに脱帽する。

 今日、緊張する女性がご来社、11月のチャリティーイベントの打ち合わせで2時間ほどお過ごしいただいた。

 いつもお土産をご持参くださり恐縮するが、そのすべてが「健康」につながるものばかり。今日は目の疲れに効力がと「ブルーベリー」のキャンディと一緒にゲルマニウム・パワーというブレスレッドをくださって手を合わせた。

 お帰りになる際「最寄り駅までお送りを」と事務所に入ったら「全車が出掛けてしまっています」との返事。そこで葬儀の際に使用する専用車をご用意。

 玄関に回されてきた際「これ、母の葬儀の際に乗せていただいた思い出の車ですね」とニコッとされた。

 彼女と知り合うことになってから間もなく1年を迎える。スタッフ全員と交流があり皆が大歓迎申し上げる大切なお方。教えられることがいっぱいあり、このご仏縁にはただ感謝。近い将来、彼女が創作されたシナリオを「かたち」として多くの方々にご披露したい。

 さて、またロンドンでテロ事件。被害者が少ないという報道で少しの救いがあったが、我が国で発生しないようにと祈っている。

 あるコンサートの司会をしながら「ここにいらっしゃる皆様は幸運です。これまで災難に遭遇することがなかったからここに存在されているのです」とコメントしたが、世の中がいよいよそんな恐ろしい時代に突入してしまったようだ。

 過去に書いたが「宗教」が「宗狂」になったらすべてが不幸になる。信仰する姿は美しいが他人の存在が見えなくなったらおかしいし、被害を及ぼす行為は狂った考え。今や誰が何時被害者になるか分からない社会になったという覚悟が必要なのだろうか?

 ふと単純に考えてみれば哀れな人間社会の姿が見える。愚かな人間の存在のために愚かな指導者が軍事費予算を計上する。それは終戦から60年経過しても変わっておらず、ますますエスカレートの兆し。

軍隊、いや警察が不必要な社会を絶対に迎えることは永久にないだろう。なぜならそこに人間の「業」が潜んでいるから。そして諸刃の剣として宗教が存在しているからと言えるかもしれないし、ここにこそ女性のパワーが求められているような気がしている。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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