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2005-08-06

支離滅裂ですが  NO 1232


  どの新聞にも明徳義塾高校の問題が採り上げられていた。そんな中、記者会見する監督へのインタビューに「不祥事は高野連に知らせるのがマナーでは?」なん て質問があったが、こんな愚問はジャーナリストとしては恥ずかしい限り。新聞の使命感からすると「不祥事そのものがマナー欠如」と考えるべきだろう。

 各方面の識者の「氷山の一角」「今時、喫煙で」というコメントもあったが、それらは飲酒運転やスピード違反の取締りのように「運が悪い」という考え方の風潮を感じ、崩壊したスポーツ世界の一面を垣間見た思いをした。

 高校野球の予選で強豪が敗退したニュースで「**の夏は終わった」という見出しがあったが、今、インターハイの真っ最中。どうして高校野球だけが特別に扱われるのか疑問もある。

 メジャー、マイナーの言葉があるが、体育系、文科系のクラブ活動で青春時代を謳歌することは素晴らしいこと。そこでスポットライトを浴びたい心境が生まれるようでは教育本線から逸脱していると考えたいもの。

 今年は終戦から60年目、団塊世代である私を含め戦争を知らない人が大半となっている。広島、長崎や鹿児島の知覧を訪れて学んだことだが、我々日本人は戦後の復興には頑張ったが何か大切なことを忘れてしまった感を覚える。

 過日、北朝鮮とのサーカー試合を友人とテレビで観たが、選手のヘアースタイルを見ながら、「全員、社会人として面接を受けたら落ちるだろうな」と呟いた彼の言葉が印象に残った。

 能、狂言、歌舞伎からスポーツまでタレントと化した現実、ついには国会議員までそんな兆し。これでは日本の文化と国民性が崩壊の一途。果たして将来に何を残せるのだろう。

 先日、システムの欠陥を指摘された記者会見のひとこまで、<見事!>と思った答弁があった。「欠陥ではありません。不具合が生じたと考えており対処は可能です」との発言、質問者の次に続く言葉が抑制された瞬間だった。

 午前0時を回り広島の平和「祈念」式典の日となった。もう一度「黙祷」の意味を考え「記念」にしないようにしたいもの。平和とは「命」の教育なくして成り立たない筈。政治、教育、宗教の文字に続くは「家」だろう。それを「屋」にしてどうするの?

 司会を学んだ過去、文章は下手だが喋りはプロ。言葉の重要性は誰よりも知る。そんな言葉を与えられた人間達が話し合っても合議が出来ない。たった6カ国なのに嘆かわしい限り。こんな社会レベルでは戦争も核兵器もなくならないだろう。

 死に接し、悲しみの場を生業とする我々葬儀社。その仕事の中で気付いた使命感でつながった協会のメンバー達がいる。今日は、そんな思いを託して弊社が加盟する日本トータライフ協会に<HOME>接続を。コラム「有為転変」をご笑覧くださいませ。

  http://www.tota-life.com/
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