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2005-08-03

爽やかな思い出  NO 1230


 猛暑より酷暑、大阪は、そんな日が続いており日陰を求めて遠回りの道を選ぶ日々。天気予報で北海道の予想気温を見ながら羨ましく思ってしまう。

 そんな思いで帰社したら机の上に宅配便が。相手様は昨日に偶然紹介申し上げた「水冠」様。中に彼女手作りの素晴らしい水引細工の作品が入っていた。

 スタッフ達が喜びそうなキャンディもいっぱい。私には「函館のパイプオルガン」とタイトルされたCDと共に、芥川賞作家「辻 仁成」さん著「函館物語」を恵贈くださった。

 過去に函館に行った際に宿泊したホテル、そこは辻仁成さんが常宿とされていたところ。窓から見える景色がお気に入りで、いつも851号室をご指定されるそう。

 私が宿泊した時、残念ながらその部屋はふさがっており、真下の751号室だったことを覚えている。

 そんなご配慮をくださった水冠様のお洒落な暑中見舞いのカード、そこに「函館物語を案内書に、教会のパイプオルガンを聴きながら心の旅へお出掛け下さい」と結ばれてあったが、彼女らしいプレゼントにスタッフ全員の崇拝の度合いがまたアップしたよう。

 封書も入っていた。それは彼女がご介護をされている叔母様からのもの。その文字の女性らしい美しさに心が洗われるような思い。日本文化に造詣深い水冠様の髣髴の一面を見事に物語っているような気がした。

 昨年だったろうか、頂戴したメールの中に<!?>した一文があったことを思い出した。叔母様は、私のことを葬儀業界の世直しで、水戸光圀みたいに全国を行脚する人みたいと誤解されているとのことで、思わず畏まって座り直してしまったことが懐かしい。

 暑い大阪、心は涼しい北海道へと憧れていた私、涼風と爽やかな秋風の訪れがやってきたような日となり北に向かって手を合わせた。

 今日は、アポがあった多くの方々の来社日。その中に私が最も緊張する女性もおられた。

 子供の教育を目的とされた彼女自身の創作落語をMDで拝聴し、如何にも彼女らしいお人柄を感じたひととき。12月に弊社で落語家を招く企画も決定した。

 別室でHPのリニューアルについてプロを交えて打ち合わせが行われている。私の入院などで遅れてしまったが、着実に進んでいることを確認。貼り付けられた仮のページを開けたら現在のものとは全く異なるイメージだった。

 取引先の社長も来社、支店のリフォーム工事を進める中で、弊社2階のホール空間に設置してある備品に興味を抱かれた。それは私のアイデアから大工さんに製作依頼した移動式の6枚のパネルで、簡単仕様ながら様々な活用方法のある優れものである。

 事前相談の問い合わせも数件あった。それぞれの方が辛い心情で看護されておられる光景が伝わってくる。「Xデーまでに残された時間の有効な過ごし方のアドバイスが大切」とスタッフに教えてあるが、30年ほど前に書いた私の原稿の次の一文を思い出した。

『その日まで、1秒でも長生きされることを願って看病を。送られる人は、きっと1秒でも長生きしようと努力されている筈』

 今日の<HOME>接続は、九州の女性司会者「MAMADIARY」さんへ。
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