2005-09-22
知らない内に? NO 1278
今日の写真は、昨日に書いた孫が踊ることになったという劇場のホール。立派な空間設備で「エライことになった」と緊張する娘夫婦の姿を思い浮かべながらも楽しい話題。
さて、ある町の重職としてご尽力されているご夫婦、有志の方々が金婚式のお祝いの会を開かれる。
仕事が重なり出席できないことから、会場に掲げる看板制作をスタッフに依頼、ユニークでかわいい爺ちゃん、婆ちゃんの漫画イラストが評判に。
文字は「おめでとう」が多いようだが一般的過ぎる。そこで「ご一緒に、まずは百歳を迎えましょう」と打ち込ませたら喜ばれた。
主催者代表の方、司会の方と打ち合わせ、出席された方々がお家に帰られてから疑問が出ないようにと、記念品などプレゼントの中身の披露、それが選択されたまでの経緯も伝えなさいとアドバイス。
続いて席順について変更されるべきと僭越なことも。進行はパーティー慣れしている欧米的に描いたが、席順は日本の慣習からすると神経を遣いたい。「下がった方が逆に目立つよ」なんて秘策も伝授した。
葬儀社の立場である私だが、イベントのプロデュースも仕事の範囲、一流ホテルの大規模な式典パーティーの企画や進行にも携わり、交友のあるホテルマン達が困った時の「お助けマン」みたいな顔を持つ。
さて、私が担当した葬儀、開式前に音響機器をチェックしていたら「お元気ですか?久し振り」と声を掛けられびっくり。
過去にあるテレビ番組でご一緒した大学教授、大きなカバンを手にされニコッとされた。
その番組は「お墓」をテーマにした真面目な番組、二人が特別ゲストとして90分出演していた。
「実は、私の親戚なのです。今日はよろしくお願いします」と言われ、不思議なご仏縁に手を合わせた。
やがて喪主様を伴って庫裏の控え室でお寺様にご挨拶、その前に喪主様が「従兄弟です」と、教授とのご関係を教えてくださった。
最近<ご仏縁?>という不思議なことが多い。要職にある友人に前から何度も懇願されていた「従兄弟に会って欲しい」ということも近日中に進めることに。
届けられた郵送物に有り難い内容のお手紙と2冊の書物が入っていた。一冊は日本でナンバーワンと称されるホテルが描かれ、今月5日に発刊されたもの。
世界的に有名なこのホテル、日本で初めてオープンした後に招かれ、チーフ・パーサーを伴って支配人の皆さんと話し合ったことがあるが、その前からこのホテルのホスピタリティサービスに興味を抱き、結構勉強していた歴史があって大いに役立つことになった。
その後、全国から来社してくるメンバー達が何度も宿泊したり、共に食事をした中で高度なサービスに触れ、メンバー達と「葬儀のサービスも、これだ」なんて話し合ったこともある。
恵贈くださった書物、一気に拝読させていただいたが、大半はすでに知っていたこと。しかし思いを新たにしたこともあり、今春の東京研修会のテーマであったサービス体験の内容とも一致していた。
この本のことで嬉しいことがあった。「これ、読みなさい」とチーフ・パーサーに薦めたら「もう買ってきて読みました」とニコッと返してきたから。彼女も東京研修会に参加した一人だが、私と同じ思いを抱いていた。