最新 最古
2005-09-27

出張を前に  NO 1284


 私の部屋にある映像モニターの横、そこにカタログが山積みされている。すべて制服関係のもの、20冊以上あるだろうか。和室では送られてきた何点かのサンプルが並べられ、姿見が準備され選定が行われていた。

  葬儀社の制服とは難しいもの、礼節や清潔感はもちろんだが機能性も重視したい。スマートに見せるならポケットも最小限にしたいところだが、日常の業務から すると必需で「帯に短しタスキに長し」なんて考えていると結論が出なく、担当業務によって制服を替えるということも選択の一つ。

 今春に 弊社のスタッフがモデルとして起用されたリミットさんの「リフィン」ブランド、それは通夜や葬儀を担当する制服として特出した評価があるが、特殊な社内業 務、コンサートなどのイベント担当、お客様のご自宅に参上するアフターサービスを考えると数種類を要するという結論に至る。

 スタッフの体型によってサイズが異なるのも当然、この部分については「触らぬ神に崇りなし」かな?とも思っている。

 リフィンを開発されたリミット通販さんがコンセプト重視されたのは礼節に欠かせない「後ろ姿」だが、一般的な制服カタログではこの部分への「思い入れ」が弱いよう。葬儀と礼節の重みを徹底分析されたリミットさんの功績は見事と称したい。

 ネットによるアンケート調査にも興味を覚えた。葬儀に従事するものだけではなく一般の方々へのリサーチも行われ、ご自分の葬儀に「ありかた」や要望までグローバルに情報把握、そこに誕生した制服が日本中で着用され葬儀の質を高めているだろう。

 さて、地域の重職にある方からお電話が。「ホールで会食を」とのご依頼。事情を伺ったら役員さん達の催し物、ホテルや結婚式場が会場候補にあったそうだが、女性役員さん達のご意見で弊社をご要望、会議、会食に続いて「カラオケもお願い」ということでお受けした。

 ご自身のテープご持参でという条件をお願いしたが、すでに皆さんがご承知だったよう。「シーンの音響で歌いたい」というお声が多く、ここに至ったのはコンサートにご来場くださったご体験からだった。

 お通夜や葬儀の場でそんな話題が出て来ることも多く、片隅で内緒話として対応しているが、数人、十人となればそうも行かない。「後でお話しを」とさりげなく避難する行動を取っている。

  明日は出張、500キロ以上を走行しなければならない。安全運転はもちろんだが、昨日の発砲事件のニュースもあり、何処に危険が潜むか分からない社会状 況、高速道路を逆行する事件も何度か報じられていたし、10歳の子供が家出をして車を30キロ以上も運転していたというニュースもあった。

 車の運転、それは加害者にならないようにつとめるだけではなく、被害者にならない考え方も重要な時代に突入していると言えるだろう。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
携帯で下のQRコードをスキャンするか
 または
携帯に下のURLを直接入力します。
URL http://m.hitorigoto.net