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2020-02-26

いよいよ恐ろしい  NO 8722

いのちの塔今日は九州から来客があった。過日に行われた大規模な「ホテル葬」が大成功だった報告と、アドバイスをした事へのお礼で恐縮した。

お返しとしてホテルが喜ぶ秘話と、ゴルフ場が大歓迎するであろう秘策を伝えたが、戻ってから社長にどのように伝わったかと気になっている。

ホテルでの「お別れの会」や「偲ぶ会」は今や常識となってしまったが、そんな時代が来るとPギョプカイに提言したのは25年も前のことで、受講者から「そんなことになったら逆立ちしてやるよ」と嘲笑されたことも憶えている。

その後にホテル業界からセミナーの講師を依頼されることが増えたが、ホテルが得意とする「おもてなし」と「飲食」を打ち出したら「潮流から外れるよ」と指摘し、我が国の古来から伝承される文化である「神仏と共食」について提唱し、神道では「直会(なおらい)」「仏式では「御斎(おとき)」という第一部こそが重要で、そこに飲食が伴うことを説いて来たが、そんな私の指摘がその通りになりつつあるようで、「お別れの会」や「偲ぶ会」なんて無駄ではないかという風潮も生まれ、社葬そのもの無駄だと考える発想も出て来ているからだ。

私が過去に担当したホテルでのそれらは、全てオリジナルな発想から構築したシナリオで、私にしか出来ないレベルだと自負してきたが、今でも参列された方々から歓迎のお言葉を頂いている。

依頼があって打ち合わせ会議に参加した中で、「プロは笑われることは出来ません」とお断りを申上げたケースも数件あったが、数日後に「受けて欲しい」と懇願されて全てを任されたことになったことも忘れられない。

同業4社から見積もりと祭壇のパースまで出ていたケースで、役員会議の中で弊社のことが話題になって5社目に指定されたが、「お断りします」と言う結論でその理由を書いた長文の手紙を社員に届けさせたら、「こんな内容の手紙を持参するのは抵抗を覚えます」反対されたが、命令だと叱責を受けることを覚悟で参上させたら、その数日後に「他社は全てお断りしました。是非貴社で」と電話があって受けた出来事も懐かしいが、その会社の役員さんの社葬を何度か担当させて頂くご仏縁につながった。

「故人がどんな哲学を持たれて人生を過ごされたか?」「ご家族はどのような送り方をされたいのか?」「社員の皆さんにとって故人はどんな存在だったのか?「お好きな色は?」「お好きだった花は?」なんて情報もなくて祭壇のイメージを書き上げたパースを提出するなんて私の信念ではあり得ないこと。失礼なことをしたためていたが、結びの部分に「プロは笑われる仕事はしません。どうぞご自由に他社で」と強烈なメッセージを書き添えていたが、後日談として「その通りだ!」と共感下さった背景があった。

そんな偉そうなことを書いたことからいざ本番にはどれだけ緊張したかをご理解いただけるだろうが、私はそんな性格の変人なのである。

さて、今日の記事の中で目に留まったのが我が国にある「四季」が「三季」になるのではという指摘で、地球温暖化の影響からそんな可能性があるという内容だった。
葬儀の司会の言葉の中に「何時か春を迎えられることを願っています」というフレーズがあったが、それは耐え忍ぶという冬を抜け出して頂きたいという願いの言葉であり、「夜」から「朝」を迎えて頂きたいと言う言葉も同様だった。

新型肺炎の流行で我が国は冬や夜の状態みたいで、果たして春や朝を迎えることが出来るのかと気になっているが、目に見えないウイルスとは恐ろしいものである。

函館で死者が出たという報道があったが、函館の博物館の館長を務める友人のことが気になった。感染しないことを祈るしか出来ないが、感染者が来場しないことを願ってしまう。

昨年の夏に一緒に行った友人も心配されていたが、彼は雨に降られて入りに包まれた函館山の姿を目に、ロープウェイで山上に行かなかったことを悔やんでおり、またご一緒することがあるかもしれない。

今日の写真は函館の五稜郭に似ている大阪の花博会場に建てられた「いのちの塔」を。
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