2006-09-06

講演会場から  NO 1620


 分かっていた筈なのに<どうして発表しないの?>と思っていたら、やはり男子のご誕生。まずは「おめでとうございます」と祝福を申し上げる。

 本社に行くと「社長、男の子のご誕生ですよ!」というスタッフ達の声。共に「よかったね」と会話を交わし、車の手配を頼んだ。

「ガ ソリンスタンドへ回ってください」との報告を受け会社を出る。用意してくれた車はベンツのAMG仕様車、とんでもないパワーを有する車。スタンドで満タン にして講演会場であるホテルに向け出発。高速道路の途中で一車線のところもあり<もしも!>と考え時間に余裕を持ってハンドルを握った。

 途中で「にわか雨」に降られたが、事故もなく予定より30分ほど早く目的地に到着。走り回って見つけたレストランで昼食を済ませ会場のホテルへ。

 総支配人とは久し振りの再会。ブログの発信を勧めてから発信されていたこともあり、コーヒーをご馳走になりながら受講される方々の情報を伺う。

 主催側の人は大手の旅行会社。受講者が県内の大手ホテルや旅館関係者とういうことが分かり、そこからシナリオ構成を考えたが、中には過去に宿泊した旅館の社長もおられ、そんな事実に触れずにお話しようと組み立てをし直した。

 本番の始まる前に会場のチェック、音響とビデオシステムについてミキサーさんと打ち合わせ。お客様の表情を観察しながら突然に変更をすることもるあるとお願いし、済ませてから妻が先に案内されていた部屋に行った。

 角部屋のスイートルームで恐縮。部屋から真っ白な砂浜の光景が見え、十数件のホテルや旅館が目に入る。過去に両陛下がご宿泊された一流ホテル、親王殿下のご誕生に重なり不思議な「えにし」を感じることに。

 講演時間の前から太平洋側に稲光、遠くで雷鳴も聞こえる。広いガラス張りのテラスルームのソファーに座り、こんなところへ孫を伴ったら喜ぶだろうなと思いながら定刻前に会場へ。

 講演時間は2時間だが、音楽と映像をご覧いただきながら「体感のひととき」をお過ごしいただいたが、皆さんのご表情には<!!>を感じられたようで成功?かなと感じた。

  閉会時にはお世辞だろうが「衝撃」「感動」なんてお言葉を頂戴し、その瞬間に空腹感。部屋に戻ったら食事会場から電話があり、エレベーターで2階に降りた ら総支配人が待ってくださっており、そのまま静かな小部屋に向かったが、部屋からその部屋まで随分と離れている。「特別なお部屋から食事会場が遠いのでお 許しを」と総支配人。

 そこから素晴らしいお料理を頂戴しながらサービスについて互いの論議。途中で偏食のことを伝えたら次々に料理の変 更で申し訳ない思い。そんな中で「日本人はご飯にこだわりが」と申し上げると、「ちょっと待って」とスタッフを呼ばれ、小さな釜飯の用意を命じられて焚き 始めたので感激を。

 どんな素晴らしい料理を頂戴しても「ご飯」に気遣われるところは限られている。そんな発言に対応くださったことに何より感謝、ホスピタリティ談議に花が咲いた。

「ご馳走様」と部屋に戻ったのは午後9時過ぎ、まだ雷鳴が聞こえ、稲光がひっきりなし。そんな中、10分もしない内にインターホンが鳴った。

「お休み前にお召し上がりを」とご持参いただいたのは茶粥とお漬物、そんな肌理細やかな配慮に手を合わす。

  この「独り言」の発信前に交換させていただいた名刺を確認、ネットでHPを開けながら各社の社長や総支配人のお顔を思い出したが、そんな中、折角の素晴ら しいイメージのページがキャンセルについて標記された現実的な内容に<勿体ない!>を抱き、講演の中の提案から気付いていただければと願ってしまった。

 11時近くになってから温泉である一階の大浴場に。そこで受講された方々数人と出会った。

「あなたの声が変わる世界に驚いたよ!」というお方もおられたが、露天風呂に行くと旅行会社の方達が。そこで「心のオシャレ」についてサービス講義、「考えてもみなかった!」というお言葉を頂戴したので安堵した。 

 部屋に戻ると稲光と雷鳴が凄い。強烈な光りと共に部屋の照明が暗くなる。その度に真っ暗な海辺が明るくなる自然の不気味。各ホテルや旅館の照明も少なくなったよう。ふと目に入ったのが海辺に突き出たテラスルームに掲げられた額の文字、次のように書いてあった。

『私は一日六十本も吸うが、寝たばこだけはやらない。ぞっとした経験があるからだ』

 作者名は「目白三平」さん。禁煙をしている私、その言葉が酒気帯び運転につながることになればとの思いが募る。

 窓ガラスに強烈な雨が当たっている音がする。まだまだ雷鳴が続くみたい。今から薬を服用してお休みなさいを。
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