2006-06-08

痛いことだらけ  NO 1529


 自宅の裏側で「ドスン、ズズー」と異様な音に<!?>。しばらくすると妻が「エライこと」と呼びに来た。

 確認してみると、音は我が家の悪猫が2階べランダから裏の家の屋根に飛び移った音。戻れずにトタン屋根の上をウロウロしながら悲壮な声で鳴いている。

 隙間が1メートルぐらいあり、かなりの高低差。ベランダに戻って来るのは絶対に無理。そこで少し隙間が狭くなっている隣家の屋根に引き寄せる作戦に。

 イライラしながら10分ぐらいの時間が流れ、やっと飛び移って来たが手の届く所までは怖がって近付いて来ない。仕方なく考えたのがアイロン台、それで橋渡しという思い付きだった。

  屋根は傾斜があってアイロン台の固定が困難。何とか近付かせようと餌の入った袋をガサガサさせると寄って来た。そこで<今だ!>と前足をつかんでアイロン 台の上に無理矢理に乗せた。その瞬間に落ちそうになって私の手に爪を引っ掛けてくれたから大変。両手に数箇所、かなり痛みが伴う傷を負った。

 そんなことから整骨院での腕を湯で温める治療が出来ず、今日はお休みすることに。

真向かいの南生野温泉も定休日、そこで散歩を兼ねて源ヶ橋温泉に行ったら坐骨神経痛に苦しんでいる知人と会った。

「風呂だけが救いで極楽」との言葉に思いを共有、木通(もくつう)と書かれた薬草袋が入ったオパール原石風呂に浸かったが、悪猫のお陰で両手を挙げたスタイルを強いられた。

 帰路はシーンの式場前を通った。真向かいにある居酒屋さんの扉が開いておりママさんと目が合った。

「お風呂帰り?寄らない?ライブ中よ」と言われて近付いたら、ギターで歌っている声が聞こえてきたが、手の傷の痛みを感じ出したのでご鄭重に通過してきた。

 この打ち込みをしながら、じっと手を見る。色々不自由なことが予想され腹立たしい思いもするが、もしも悪猫が地面に落ちていたらと思うとゾッとする。<命を救ったのだ>と思い直し、足元に寝転んでいた悪猫の頭を空のペットボトルでポコンと叩いた。

  昨日から腹部と腰の部分に懐かしい痛みが。ちょっと横着をして薬を服用しなかったからかもしれないが、間違いなく十二指腸潰瘍の兆候である。この数日、娘 に薦められてずっと飲んでいた「LG21」もご無沙汰。そんなツケが回ってきたようだがちょっと心配な状況。今、就寝前に服用する薬を飲んだので明日は治 まっているだろう。

 エレベーターの事故が報じられていた。箱というハードを動かすソフトの命令系統に問題があったように思えるが、何とも悲惨な事件である。

 弊社の本社にも25名乗りのエレベーターがあるが、毎月メンテナンスの人が何時間も掛けて点検している。

 何でも自動で便利になったが、その裏側に危険がいっぱい潜んでいる。すべてを臆病になって見つめたら発見出来ることもある筈だが、マンネリの中に生じるミスほど恐ろしいものはないと考えたい。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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