2005-03-29

明日に向けて  NO 1110


 昨日は、アメリカに在住する娘の誕生日。15時間という時差を考慮して「おめでとう」とメールを送ったら、しばらくすると返信が。

「私を産んでくれて有り難う」という表記もあったが、自身が母になって親の大変さが理解できたという一文もあった。

 そんな娘にもうすぐ二人目の子供が誕生する。「間もなく生まれるかも?」ということだったので「予定日の4月8日まで頑張れ」とエールを書き込んでおいた。

 お釈迦様にゆかりある日の誕生、そうなれば何より嬉しいこと。事前検査では「女の子」ということだが、この世に生を享ける2人目の孫の誕生に感謝の合掌を。

 さて、今日の「隠れ家」は来客のオンパレード、次から次に訪問者と打ち合わせ。お陰で昼食時間が取れず、またウェストが細くなるような気がする。

 昨日に退院してきたというホテル関係者、「もう大丈夫です」と聞いても心配だ。2週間の入院だったそうだが20キロ近くも体重激減。点滴ばかりで「健康の有り難さを改めて感じました」と語っていた。 

 100キロを超えていた彼、我々の年代になれば肥満は大敵と慰めながら養生を勧めたが、根っからの仕事人間。今日やって来られたように、すぐにハードな世界に戻っていくと予想している。

  あちこちのホテルの総支配人の話題もあった。ホテル業界の人事異動の頻繁なことは常識だが、互いの年齢を知り合っているところから健康の留意が共通テー マ。年度末を迎え厳しいホテル業界の現状に、人の移動の挨拶状を多く頂戴する中、ホテル業界の裏側に秘められた意外な側面を興味深く拝聴した。

 来月早々から動かなければならないことが山積み。頭の中を整理しながら優先順位を決定し、無駄な時間を費やさないシナリオを描こうと考えている。

  過日にお母さんを亡くした社員も久々に来社。家族で真剣に考えた「ドライブ葬」のことを語ってくれたが、医療従事者のあり方、葬儀社のあるべきスタンス、 送った日から始まる悲嘆についての体験談は貴重なもの。それらが弊社の今後に大きな影響を与えてくれるように確信した。

 夕方に出掛け、帰社したのは午後10時過ぎ。それから音響と照明について打ち合わせ。スタッフのレベルアップに欠かせないのがハプニング対応。とんでもない難問をぶつけ、即座に対応する体感研修。

 最近には少ないが「停電になったらどうなるの?」「どう行動するの?」なんてことも重要なこと。また「地震が発生したら?」という危機管理まで勉強する必要がある。

 通夜や葬儀には多くの参列者の存在がある。飛行機の客室乗務員ではないが、お客様を守る責務がある。人命を第一に、次に火災が発生しない行動が求められる。

「考えてもいませんでした」「予想外の出来事で」と後悔はしたくない。プロは「臆病たれ」という教え、それは家庭、職場すべてに共通するキーワード。アナウンスひとつで安全に誘導するテクニックもあるだろう。

<ハプニングが発生しませんように>と祈りながらマイクを持つが、終わってから極度の疲労が襲ってくる。司会者で「疲れない」なんて自慢している連中は一流ではない。疲れる仕事をしたいもの。今から帰宅して銭湯に。今日の疲れよ「さようなら」
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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