2004-11-06

色即是空?  NO 966


 スタッフの多くが内職みたいな作業に追われている。来月に行われるコンサートに関する多くの資料の整理。机の上に山積みになったプリントが徐々に少なくなっていく。

 事務所の机に座ると、ふと音楽が聞こえてくる。隣席で仕事をしているスタッフのパソコンから静に流れる環境音楽。

 <何処かで耳に>と思い出したのが姪の結婚式で行ったサイパンのホテル。アロマテラピーの優雅な空間で流れていたイメージ音楽だった。

 そんなことを言ってみると、面白い言葉が返ってきた。「そうでしょう、これ、マッサージの空間で流される癒し系の音楽ですからね」と。

 そう言えば、あちこちに存在している英国式足のマッサージでも流れていたみたい。これもどうやら心理的音楽療法のひとつだろうが、確かにポケーと「無」の状態になるには効果があると体感している。

 そんな音楽で癒される私。最近のハードなスケジュールの中、ちょっとハートが和んだひとときだった。

 さて、弊社が加盟する日本トータライフ協会が発信しているコラム「有為転変」だが、数日後に1000号を迎える。

ご笑覧をいただけたらご理解願えるだろうが、「有為転変」が発信される時間帯は毎朝6時から8時。深夜11時を回ってから発信の、この「独り言」とは対照的。

 コラム委員会のメンバーに、この場を借りて「ご苦労様」と労おう。

 夕方、午後に入って急な用件が入り、友人に電話をしたら留守番対応。<車を運転中かも?>と思いメッセージ録音をせずに切ったら、1時間ほどして電話があった。

 「今夜に時間は?」と尋ねてみると、「ごめん、申し訳ない。今、温泉」との返事。彼は、北陸の芦原温泉で優雅な時間を過ごしていた。

 月曜日からスケジュールがぎっしり。あれこれ調整を考えると頭が「真っ白」より「真っ黒」になってしまう。時間を止めることは不可能なこと。生かされている時間も一秒、一分と短くなってくる。

残された時間を有効に過ごすためには、努力の他に知恵が大切。すべてを緻密なシナリオ構成で描き、ハプニングにも対応する術も重要。完成度の高い作品は、何より心の余裕がなければ成り立たない。

 慌てず、焦らず、じっくりと、心を「空」にして取り組みながら、今からあちこちへメールを発信しよう?
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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