2003-02-27

悲喜こもごも    NO 357

午後からビデオの吹き込み収録をやった。

数本は4分50秒バージョン、1本だけ7分20秒のものがあったが、声の調子がおかしく、何度かNGを出してしまった。

 「NO 352」の「待ち人来る」に書いていた音響器材を活用してみたが、収録したビデオを再生してみるとクリアの度合いが格段に違う。何百通りの変化が可能だそうなので、時間を見つけたらテストを行いたいと考えている。

 さて、日本トータライフ協会が毎日発信している「必見 コラム 有為転変」が、今日、400号を迎えることになり、「温泉の素」という入浴剤に関する温かい葬儀のことが記載されていた。

 去年の1月22日から始まって1年以上が過ぎたが、年末のクリスマスにリニューアルされた協会のHPが注目を浴び、信じられないようなアクセスを頂戴している。

 そのお陰でメンバー各社のHPへのアクセスもびっくりするように増え、多くのメンバーがリニューアルし、「コラム」モドキの発信をやっている。

 この「独り言」を発信したのは3月1日。もうすぐ1年になるが、正直言って毎日が苦痛。

 しかし、宗教の「お題目」ではないが、原稿をつくり、エンターボタンを押さなければ1日が終わった気がしない。

 ご笑覧くださる皆様には、「何とくだらないことを」とお感じになっておられるでしょうが、私の人生の道楽としてご海容を願えれば幸いです。

 書きたいことがいっぱいある。でも、書けないことが多い。それは、私が現役の立場にあるから。

現役を外れ隠居の身になった時、本音で書くことが可能となり、とんでもないことをしたためることになるだろうが、それは、絶対に面白い世界になるものと確信している。

過去に小説で「お葬式はハプニングにのって」を著したが、あんな事件は山ほどあり、ノンフィクションで書いたら世間を騒がすことになってしまうだろう。

 人生それぞれ。「死に様」は「生き様」という言葉もある。家族、親戚、友人、近所、仕事など、多くの方々に送られる終焉の儀式。それは、その方が生きた「証し」。織り成して来られた人生模様は悲喜こもごも。悲しくもあり面白くもありである。

 ただ、それは高齢の自然死に限ること。事故や突然死、また、若くして死を迎えられることは悲しいこと。そんな葬儀は担当したくない。

 高齢の女性の葬儀で、喪主さんがお通夜に赤飯を配られたことも体験したが、あんな葬儀なら大歓迎。でも、その時の喪主さんの言葉が悲しいものだった。

 「多くの方々を見送ってきた母でした。そして、今日、自分が送られる時、友人のすべてがこの世にいなかったのです」
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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