2006-01-05

冬本番  NO 1385


 早朝から毎年恒例のゴルフに出掛けた8人の友人達から電話、名阪国道の三重県伊賀上野から先は雪景色、そこで奈良県内のゴルフ場に電話、何とかプレー出来てホッとしたが、氷点下と強風の中で「寒修行」みたいだったそう。

 また、奈良県と京都府の県境に出掛けた別の友人達は、午後のハーフは雪が降ってきて取り止め、スーパー銭湯で過ごして来たと聞いた。

 昼前から車で遠方の式場に出掛けた私だが、外気温は4度。5日ということから参列者の人数が把握出来ず、スタッフ達とのインカムのやりとり回数が多かった。

 今年は、不思議とお寺様の人数が多い葬儀が続く。この数年、大阪ではお独りだけというのが増え、お2人を超えるケースは希だが、5名様以上がもう2件あった。

 今日の私の担当も5名様。お控え室に打ち合わせに参上、「互いに大変ですね」との会話はあるが、新年の挨拶はせず「旧年中は」「本年も」という範囲内で手を合わす。

 暑い夏、寒い冬にはサービスについて意外な盲点がある。それは、参列者用に準備した仮設テント内のパイプ椅子のこと。冷え切ったビニールシートに座られる冷たさを体験されたら解るだろうが、そこまでの配慮を考え高価な椅子となると経費が掛かってしまうので大変だ。

 自宅での葬儀にも怖い問題がある。日常生活で使用する電力が一気にオーバーするからだ。コタツ、各部屋の照明、祭壇に関する電気器材、音響から受付や会葬者用テントもあるし、料理で電子レンジの使用とくればヒューズが飛ぶケースが少なくない。

 限界以上の臨時ヒューズを使用することも可能だが、何処かで「漏電」という危険性が生じる。昨日の姫路の火災も3家族が寄っておられたとのことだが、そんな原因が秘められていたのかもしれない。

  随分前の話だが、知人の料亭のカウンターに座っていたら壁のコンセントから煙が。板前さんが慌ててドライバーで開けたら、中のコードが真っ赤になった状態 で、水を掛けても赤い部分はそのまま。急いでブレーカーを落として事なきを得たが、原因はコードの老化ということだった。

 さて、正月を家族の温泉旅行で過ごした友人が土産を持って来てくれたが、料金が高く、人が多くてサービスが行き届かなかったとぼやいていた。

 一方で、正月を仕事で休まなかった友人が明日から温泉旅行に。お客さんが少なくなったら仲居さん達スタッフを休ませる旅館も多く、また「行き届かない」という声を聞かされるかも。

 我々団塊世代の会話に「温泉」の話題が多くなってきた。みんな孫を持ち「爺ちゃん、婆ちゃん」と呼ばれる年代だが、情報交換の中にネット社会らしい変化を感じる。特徴的なこととして旅行会社に依頼することが少なくなり、旅館に直接という予約が大半となってきた。

 私の場合は当日予約が仕事上の宿命。その日の午後に出発というケースが多く、「今日、宿泊可能ですか?」と電話予約となってしまう。

 そんなところから、日頃から泊まってみたい旅館を何軒も調べてある。これまでに顔馴染みとなった女将さんも多くいるが、ホテルと旅館からの年賀状が毎年増えてきているのも「生きた証し」と言えるだろう。

 今日の結びに「空飛ぶ水冠」さんのコラム「迷いの窓」が連載で更新されていました。司会・進行のページ「久世栄三郎の世界」からリンクされていますのでご訪問を。
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