2005-02-03

悩みは成長の出発点?  NO 1056


 昨日はお気に入りの銭湯が定休日、お陰で自宅の狭いバスルーム。お中元やお歳暮で頂戴した「温泉の素」がいっぱいある。こんな時にしか使用することもなく、草津と道後をブレンド。結果はご想像にお任せするが、あまり楽しいものではなかったと報告を。

 事務所に入ると大きな手提げ袋が届けられている。中身は「巻き寿し」で恵方に向かって丸かぶりという取引先からのプレゼント。お陰でスタッフ全員の昼食が助かることに。御礼のファクシミリを送信させた。

 仕入先から二人の来社があったとの報告を受け、担当者の報告書に添えられてあった3枚?の名刺の1枚に興味を覚えた。

  顔写真入りの名刺、それは仕入れ業者さんが持参された他府県の同業者さんのもの。「社長に面談をと依頼されてこられたそうです」ということだったが、先月 に日本トータライフ協会の事務局長からも報告を受けていた会社。協会ルートとは別に、共通する取引業者を経由してのアポらしい。

 明日、私は2名の女性スタッフと共に早朝から緊張する仕事に出掛けるが、遠方からの帰路、そのまま新幹線で出張するので、上述の業者さんについては宿泊するホテルで関係者と協議し、今後の対応を依頼しようと考えている。

 さて、このコラムや号外で書かれている「久世塾」だが、まだ正式に塾生募集を受け付けていない状況で申し込みを頂戴している。

皆さんが熱い思いを綴ってこられ、共通して定員締め切りのことを心配されているよう。

 第一期は司会者中心と考えているが、「司会の出来ない経営者ですが、是非参加を」というお方もあり<どうするべきか?>と思案中。

  昨日書いた話ではないが、通夜の司会の重要性と無宗教形式に対する要望が強い。私の無宗教形式は完全オリジナルバージョンで毎回異なり、それらは宗教形式 の通夜や葬儀にも求められてきているもの。研修すれば次の日から役立つ現実体感型が話題のようで、不思議なセミナーが不思議な「塾」へと進化を遂げるみた い。

 これまでの体験だが、葬儀社の経営者は司会に対する認識が低過ぎる。だから派遣司会者の皆さんが苦労されているわけだが、司会の立 場から見えるのは葬祭業という仕事が究極のサービス業であるということ。まだ祭壇を販売するような意識を抱いているようでは間違いなく凋落の道を辿るだろ うし、我々の仕事に文化が成立する道は遠いと断言する。

 講演やセミナーのご仏縁から、全国の多くの派遣司会者さん達とも知り合った。その全員に共通されていることは葬儀社の社長は勉強しないという「悩み」のご意見。

「だから私達に仕事が回ってくるわけですけど、お客様が気の毒でならないのです」と言われた司会者さんも少なくなく、技術アップでプロの誇りを抱いた司会者さんは必ず業者選びを始めるし、それは決してギャラの問題ではないことを知るべきだろう。

 それに比べて協会のメンバー達は驚くほど勉強している。外国まで出掛けて悲嘆研究をしてきた人物もいるし、癒しにつながるサービスを次々に発想している若手もいる。

 当協会のメンバー会社は、それぞれが司会に対して高度なレベルを求め、そこに総合的なプロデュース能力が必要だと考えており、ディレクターのようなレベルをはるかに超越していると言えるだろう。
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