2005-02-01

寄り道?  NO 1054


 冷え込みにお風呂は極楽、こんなに寒い時、銭湯が真向かいにあるとは幸せだ。

昨夜のこと、ジェットバスに浸かっていると、サウナから出られた方が会釈をされたような気がした。湯気の中で確認したら、お世話になっているお医者さん。会釈を返した時には後ろ姿で非礼となってしまった。

 永年お世話になっているが銭湯だが、男湯、女湯の中に弊社の開催するイベントポスター掲示をしてくださっている。常連のお客様達と顔見知りも必然。ポスターをご覧になりながら「社長、これ、参加するから頼むよ」なんて会話が嬉しい交流。

 深夜から未明、台風並みの強風が吹いていた。朝、大阪の町もうっすらと雪化粧。通勤途中の道すがら、水溜りやバケツの防火用水が凍っているのを見て身震いした。

 朝から北海道と九州からの電話とメール、どちらも雪で大変なようだが、今日来社される予定の人物がその影響で随分遅れて到着。山陽新幹線「のぞみ」に30分以上の遅れがあったそうで、九州へ日帰りということから、まずは「帰り、大丈夫?」と心配申し上げた。

 今日から2月、あちこちへ出張する予定が多いが、来月に九州へ行く予定が決まり、またスケジュール手帳が詰まってきた。

 帰られた後、ご持参された封書を開けるとメッセージが入っていた。宿泊のホテル案内と共に、私のお気に入りの整体師さんもお願いしてくれているとのことで恐縮する。

 飛行機嫌いの私、「のぞみ」から「リレーつばめ」に乗り継ぐ行程となるが、前日は<温泉でも?>と、リラクゼーションを考えてしまうのは今日の冷え込みの所為かも?

 次々に来社されたお客様をお見送りしてから、<健康のために>と歩いて帰宅したが、あまりの寒さに商店街コースに変更してしまい、途中で堪らなくなって人気の高い蕎麦屋さんに立ち寄ることに。

 「まあ、ええところで会ったわ」と、ここで「久し振り」というおばさんに遭遇。コンサートの噂を耳にされたそうで「知らせてね」とチケット予約をいただいたが、約700メートルを歩く商店街、この途中で6人の方々に呼び止められて同じことを。

 そんな会話の中で、我々葬儀社という仕事を低く感じられていた現実を実感している。開催したコンサートにしても「たかが葬儀社のすること」なんて思っておられた節が強かったよう。

 しかし、今、それらが確実に変化しつつある。ご体感に生まれた音響や照明の重要性の認識、またホテル葬や「偲ぶ会」「お別れ会」、そして無宗教形式に対する理解が驚くほど伝わってきている。

 これらは、イベントの際にお持ち帰りいただいた資料によっても感じられたものだろうが、「高級葬儀って、すごい葬儀社だったのね!」なんてお言葉が町の中で聞かれるようになってきた。

 弊社は、ホテル葬などで「知る人ぞ知る」の会社だったが、コンサートなどの空間演出で驚かれ、この「独り言」をご笑覧いただいてびっくりされる方が増えた。

 今、銭湯から戻ったが、湯船の中のオジサンのお言葉、「兄ちゃん、あんたテレビに何回も出ていたのは知っていたけど、インターネットやらにも出演しているらしいなあ?」

 <出演?>に苦笑しながら帰ってきたが、何やら話題が広まっていることだけは確かなようだ。
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