2005-02-07
今日も感謝の日 NO 1060
世の中には親切な人がおられる。先月に嬉しい「お守り」をくださったお方がおられたが、今日はあるお方が懇意にされている病院を予約してくださり、朝から診察を受けることに。
「何かが発見されたらすべてを検査する。それが一病息災の基本だ」と説教くださり、<待たされるから嫌い>と敬遠していた大病院に行った。
有り難くも少しの待ち時間で診察が始まる。過去の病歴や血液など最近の検査結果を頭に入れ、問診担当の看護婦さんにすらすらと説明。説得のお喋りを日常の 生業とする私、普通の人なら10分ぐらい掛かる内容を3分ほどでピシャリ。メモを書き込まれる看護師さんの唖然とされる表情が面白かった。
腕の血圧測定から始まり、動脈硬化の検査ということで四肢の血圧を測定。その後すぐに担当医の診断に進んだのだが、ここで一挙に血圧が上昇してしまう。<先に測定してよかった>というのが正直な気持ち。
「そこへ掛けてください」との医師の声にびっくり。何と30代ぐらいの美人の女医さんではないか。そこで紹介してくださった親切な方の企みを知ることに。
「まあ、大丈夫です。でも、これを機会に検査をしておきましょう」との先生のご指導から、完全に「仰せの通り」という心情になり、すぐに検査日の予約を入れた。
この病院とも「ご仏縁?」がある。現在の院長先生の先代さんの葬儀を私が担当している。その際、奥様に依頼されて先代さんの肖像画を制作していた歴史もある。
あれから何年も月日が流れたが、今回こうしてお世話になることに。「検査って、痛くないですか?」と遠慮気味に質問したら、「痛くありません、検査前の注射の『チクッ』だけですから」と笑われた。
会社に戻って隠れ家に。今日は、スタッフから「あれっ?」と思うプレゼントも。絨毯、スリッパ、膝掛け毛布の3点セットが置かれてあった。
私の部屋の寒さは訪問者が体験されているが、エアコン暖房のあまり温度を上げないし、足下を暖めるストーブを多用している。このストーブはもちろん湿度をコントールできるスチーム型。何より乾燥を敵とする喉の保護からである。
スタッフがお通夜担当に出掛けた頃、明日に満中陰を迎えられるお客様が来社。年末に行われた葬儀のことが話題になった。
奥様を亡くされたご主人だが、その後のお寂しい思いを拝聴しながら、ご謝辞の後で会葬者に求めた拍手を非常にお喜びくださった喪主様。弊社の様々なオリジナルサービスを高くご評価いただき、「どこからあんな発想が?」と問われてお返し申し上げたのが次の言葉。
「葬儀をいっぱい担当させていただいて<自分の葬儀はどうあるべきかと考えたら>こうなったのです」
加盟する協会のメンバー達と共有するこの思い。それぞれが寄り集まって出てきた素朴な疑問を「かたち」として創造してきた歴史。そのプロセスにソフトの本義が秘められている。