2005-02-19
号 外 NO 19 ホテル葬から
今日の写真は、ホテル社葬の裏側のひとこまです。無宗教形式が多い中、檀家総代のお立場などから宗教形式で執り行われることもあり、こんな場合、お寺様の控え室として特別室を設定することが多いのです。
装束という問題を考慮し、洋室に畳を持ち込んで部屋の一部を和風イメージに、そして、スリッパもお寺様専用をご準備いたしております。
社葬という裏側でこんな仕事が大切なこと。そして、この日に至るまでにお寺様と綿密に打ち合わせる時間と労力を惜しんでは仕事とはなりません。弊社社長によりますと、この部分がホテルスタッフの不得手なところだそうです。
多数の会葬者の存在があって「焼香はどうするの?」という疑問があるでしょうが、それは弊社の企業秘密のひとつでもあり公表出来ませんのでお許しくださいませ。
ホテル側が「焼香は困ります」ということから宗教者を拒む背景には、社長が指摘するように「宗教者の対応が出来ない」という本音が秘められているのが現実のようですね。