2011-12-28

医院のハシゴ  NO 2793"


 昨号で書いた「庚耳鼻咽喉科」だが、診察を受けに行ったら「康耳鼻咽喉科」だったのでお詫びして訂正を。

 待合室に入ったら超満員。1時間以上も待たなくてはと覚悟をしていたが、付き添いの人達が多くて意外に早く流れ、50分ほどで診察室に。

 軽い鼻出血もあったので心配だったが、結果は問題ないとのこと。少し微熱があるのは風邪の症状らしく、耳鼻咽喉科としての薬も必要ないそうで安堵。そのまま医院に直行した。

「年末、年始の休診が心配だから薬を出しておきましょう。症状が治まったら服用をストップしてください」と診断され、新しい薬を頂戴してきたが、ネットで副作用について調べたら、かなり強目の薬だった。

 昔、あちこちの病院に通っていた友人がいた。彼は、まるで病院や医院に行くのが趣味みたいだった人物。誰かが何かの症状を訴えると即座に病院と担当医師の名前まで教えてくれるほど。みんなから「医師泣かせの患者」と称されていた。

 病気や薬に関する書籍を山ほど揃えていたので驚きだったが、ネットのない時代なので、薬に関する彼の情報は本当に助かったものである。

  薬に関するネットは便利である。効用から副作用まで瞬時に情報を与えてくれる。さぞかし医師もやり難くなったと想像するが、大病院に勤める医師から聞いた ことだが、手術前の説明時に弁護士を立ち会わせる患者もいるそうで、そんな人物に医療ミスが発生したら大変だろうと拝察する。

 二十代の頃、幼馴染みの友人に風邪の症状を訴えたら、ある医院を教えてくれた。そこはいつ行っても待合室に人の姿がなく、すぐに診て貰えるところから重宝したが、自信を抱いて「風だろう」と思わなければ絶対に行かない医院であった。

 理容店、食堂、医院で待たされるのは大嫌い。故に衝動的に飛び込んだりするのが私の行動パターン。上述の医院の先生は落語家の「桂枝雀」さんによく似た愛想のよい人物だったが、それから5年ほど経ったら閉院されていたので寂しかった。

 今日、食事に誘われていたのだが、冒頭のような症状から申し訳なくも遠慮させていただいた。風邪の症状を感染させたらそれこそ大変である。妻のみがお付き合いということになったが、新春に埋め合わせをと考えている。

 昨日、「幸せ列車」のページを訪問したら、コラムにシンガポールの信じられないようなホテルのことが画像入りで掲載されていた。高層ホテルの屋上にプールがあるというのも驚きだが、高所恐怖症の私には絶対無理である。

随 分と昔の話だが、池袋のホテル「京王プラザ」がオープンして間もなくの頃、強風で部屋が揺れている感じがして落ち着かず、バスタブの湯が勝手に波打ってい たので恐ろしかったことを思い出すし、錦糸町のマリオットホテルに宿泊中、震度4の地震に遭遇して飛び上がったことも怖かった。

 高層ホテルの部屋は大嫌い。窓側に近づくことさえくすぐったくなるので困ってしまう。どんなに景色が素晴らしくても、ベッドの上から遠くを眺めていることで満足している。

 手元に病院や医院の領収証がいっぱいある。来年の確定申告の際に控除対象になる筈だが、還付となることを願いながら早めに就寝することにしよう。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
携帯で下のQRコードをスキャンするか
 または
携帯に下のURLを直接入力します。
URL http://m.hitorigoto.net