2012-08-10

記憶と供養  NO 3009


 オリンピックのテレビ中継から寝不足の人が多いというニュースがあったが、居眠り運転には気を付けて欲しいものである。

  夏恒例の甲子園での高校野球、奪三振で新記録が達成されていた。お通夜や葬儀でその日に起きた出来事をアナウンスコメントに入れることも悪くないこと。 「これからの皆様の人生にあられて、高校野球をご覧になられた時、故人のことを思い出してくだされば・・」なんてフォローが入れば「思い出」が「形見」と いう供養につながるだろう。

 記録と記憶がつながれば、縦糸と横糸が紡がれて人生模様を形成されることになるし、亡き人のことを思い出すことこそ供養の意味があると信じたいものだ。

  ある高僧が仰った言葉があった。「人は、2回の『死』を迎える。1回目はお通夜や葬儀が行われる死」のことで、2回目の『死』は、故人を知る最期の一人が この世を去る時。それまで、故人は皆さんそれぞれの心の中に生きておられることになる」というものだが、「幸せ列車」の「かめかむか」さんのコラムに書か れていたことがあったように、著名人は2回目の死を迎えることなく生き続けるということにもなって来るが、それはそれで結構なことであるかもしれないだろ う。

さて、先月、那智の滝にロッククライミングを試みた不届き者が話題になっていたが、その後にスポンサー契約を解除されるという社会的 制裁も加えられたそうだが、やっていいことと悪いことぐらいの分別が判断出来ない年齢ではない筈なので、その動機が常識的ではないので理解に苦しんでい る。

 熊野古道は世界遺産として登録されているが、ふと「あるく」という旅行会社の企画パンフレットに目が留まった。「紀伊路」「大辺路」「伊勢路」の390キロを20回の行程で歩くというものだが、もう少し歩けるようになったら挑戦してみたいコースである。

  紹介されている魅力のポイントとして、「語り部が同行」「1グループ26名以内」「リタイヤバスの併走」「専属ツアーディレクター随行」「昼食弁当とペッ トボトル1本付き」「オリジナルマップ付き」「記録帳進呈」「完歩者への記念品と完歩証のプレゼント」が記載されていたが、第一回目は和歌山県の海南「藤 代神社」から「宮原の渡し場跡」まで日帰り11キロで、参加費は7800円から8800円となっていた。

リタイヤバスで思い出したのが、冬に行われる大阪女子国際マラソンのこと。一般参加者も多いところからバスに拾われる?人も多く、弊社の前を通過する頃には結構乗っている人もある。

 何事にも挑戦することは大切なことだし、参加することに意義があるというオリンピック憲章みたいなフレーズを思い出すが、無理をして体調を崩さない範囲内で考えたいものだ。

 今日の写真は東京八重洲とつくばを結んでいたメガライナー。つくばエクスプレスが開通するまでは重宝されていたが、開通と同時に乗客数が激減し、東京と大阪を結ぶ格安の深夜バスとして活用されている中、走行中の火災事故からその姿が消えてしまっている。
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