2012-06-13

尊属の歴史  NO 2954


 いつも紹介申し上げている「幸せ列車」のページだが、「エゾリス」さんという方がしたためられたコラムに感嘆した。タイトルは「鯨語り」で前編と後編の2編構成となっていたが、北海道にそんな歴史がと学ばせていただいた。

 また、「幸せ列車」のトップページに勉強になる世界が誕生しているので楽しみが増えた。管理人さんがご苦労されている様子が伝わるものだが、「図解兵法」と題されたその内容は興味深いものばかり、必見として推薦申し上げる。

 人生の中で「胸襟を開く」世界との出会いは少ないものだが、ネット社会の中で学ぶことは多く、裏面にある「諸刃の剣」という問題の存在を理解しながら、その利便性に甘えてしまう昨今である。

ちょっと出掛けて人と待ち合わせて食事を共にし、自宅の戻ったら郵便物が届けられていた。中には嬉しくなるような近況報告が綴られ、過日に行ったと言う温泉地の土産が入っていた。

 木工細工の立体的な物だが、掌に握ると感触が素晴らしく、リハビリにもつながるようなので重宝させて貰おうと手を合わせた。

冒頭で触れた「幸せ列車」だが、もうすぐ第一回のメールマガジン送信が終了となる。葬儀をテーマに22本をしたためたものだが、過去の分をまとめて送信して欲しいというご要望もあったそうで、7月の初めに申し込みくださった方々に送られるそうだ。

 第二回のテーマは「サービス」についてだが、今月初めから書き始めて15本を書き上げ、もう後数本を書き上げてから選択しようと考えている。

  この「独り言」と同じで駄文の列記だが、ご笑覧くださる方が多いそうで正直なところ恐ろしい。自身を励ます言葉はただ一つ「継続は力なり」のみだが、弊社 の歴史は創業から100年の月日が流れている。交流のある異業種の社長の会社は間もなく130年を迎えるそうだが、彼の会社で継承されていることを知って 驚かされた。

「社員慰安旅行は飛行機禁止にしている。なぜなら事故に遭遇したら会社が危機に陥るからで、リスク管理の一端だよ」

かつて、ある航空機事故で重要な多くの社員が被害に遭遇して人材不足から倒産に至ったお気の毒な会社もあったが、もう一つ彼から教えられたことがあった。

 社員を「人材」から「人<財>」に育み大切にしているが、福利厚生は徹底しても、会社名義の車の「私用」利用は一切禁止。「私用」の「使用」は禁止とオヤジギャグみたいだが、彼の言葉からは真剣さが伝わって来た。

「考えて欲しい。社用車が大事故を起こしたら経営どころではない状態に陥るではないか。一人の起こした事故が他の社員や会社全体の危機に及ぶことは避けるべき」

 彼の会社では、併行して命の尊さと事故の恐ろしさについて徹底した教育もしており、多数の社用車を走らせる営業時間内での人身事故はゼロとのこと。

 130年目まではまだ30年もある。その頃間違いなく私はこの世に存在していないが、存続させる責務の背景にそんな企業理念が存在していたとは驚きだったが、何か新鮮な学びを感じた出来事でもあった。
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