2012-05-31

作業と仕事  NO 2942


 何度も書くが「幸せ列車」の「かめかむか」さんのコラムの内容に驚嘆の毎日。いつもどこから取材をと興味を抱いているが、半端じゃないので必見とお勧めする。

 その「幸せ列車」だが、昨日に訪問したら毎週「金曜日」発信のメールマガジンのバックナンバーについて書かれており。これを機に申し込まれる方があるかもしれないと想像する。

 テーマは「お葬式」となっているが、管理人さんがうまく編集されており、短編ばかりなのでこの「独り言」を開いてくださったら「どうぞ」と書いておこう。

 昨夜、友人の伴侶が亡くなったお通夜から帰った妻が嘆いていた。「音響も司会も最悪」だったそうで、他社が担当する葬儀に参列したら自社のレベルを再確認出来ると言ってぼやいていたが、今日、会葬に行ったらショッキングな光景を見たそう。

 お棺の蓋を開けて「お別れ」のひととき。スタッフがお盆に載せた花を何回も落とし、それを拾ってご遺族や参列者に渡していたそうだが、弊社でそんな行動をしたスタッフは即刻解雇になるような初歩的なミス。お盆から零れ落ちるほど花を積み上げる自体がミスである。

 作業と仕事とは根本的に違うもの。プロなら「仕事」をしなくてはならず、横着な作業は羞恥の世界となってしまう。

  祭壇を担当する生花スタッフが仕事をしている。時折に式場に立ち寄って質問をぶつけることがある。「故人の年齢は?」「女性か男性?」なんて尋ねるのだ が、もしも答えられなかったら叱責するのは当たり前。そんな「故人?情報」によってイメージが変化する筈。何の理解もせずに花を挿しているのは単なる作 業。私が求めるのは仕事であるからだ。

 夜、地域の役員さんのお母様のお通夜に行った。メモリアルコーナーにセピア色のお写真が並んでいる。ご高齢の故人の若かりし頃のお姿。女優をされておられたそうで驚くほどの美人だった。

 一枚の電照写真が鮮やかなカラーで蘇っている。それはセピア色の物をカラーにしたものだったが、「こんな時代にカラー写真が!」という弔問者の会話も生まれ、改めて写真を残しておかなければと考えさせられた。

 多くの弔問者がおられ、式場フロアだけで収まらなかったので大変だったよう。導師は私の先生だった方の息子さんだが、お顔がよく似ておられるのでびっくり。宗派独特のご読経の節を拝聴しながら、懐かしい時代を思い浮かべていた。

 明日から6月である。齢を重ねると月日の流れが早いと聞くが、本当にそんな感じがするので寂しい思いも。

 過日の関東の竜巻が風速100メートルを超えていたかもと気象庁が発表していたが、そんなものが原発を襲ったらと考えるだけでもゾッとする。

大飯原発の再稼動問題が揺れている。地震が来る前に揺れるなよと言いたいが、地元の町長が原発関連の建設工事会社というニュースも流れ、また揺れが強くなるような気がする。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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