2012-12-28

両 極 ?  NO 3142


 日課のように訪問している「幸せ列車」のコラムのページだが、過日にJR九州が来年の秋に走らせるクルーズトレイン「ななつ星」について触れられていた。

  1泊2日のコースで一人15万円からだそうだが、一編成28人という定員で、3泊4日のコースで最上級の設定を利用すれば2人で110万円というのだから びっくり。香港の富裕層やアラブの富豪達までターゲットとして考えられているそうだが、そんなツアー企画が60倍の事実に誰もの予想をはるかに超えたよう だ。

 我々庶民も一回は、なんて夢を持ちたいが、宝くじでも当たらないと無理な話。と言って買わなかったら絶対に当たることもないが、数 日前に書いた「たい」という欲望が増えることは「この世」への執着をアップさせることは確かなようで、動ける内に一度と夢だけを抱くことにしている。

 3泊コースでは内の1泊を高級旅館か高級ホテルを利用するそうだが、料金設定からすると貴賓室、特別室、スイートルームとなるだろうが、昔、九州のある旅館が1泊2食で2人で100万円という企画を売り出し、大きな話題を呼んだことがあった。

 今ではそんな料金設定はなくしたようだが、建築が日本の数寄屋造りの最高レベルとか、部屋に飾られてある床の間の壺や掛け軸が数千万円、食事の際に使われる食器が有名な作家の作としても我々のような庶民にはそれこそ「猫に小判」ということになるだろう。

 昔、松山の道後温泉で利用した旅館での話だが、あまりにもグラスの食器が美しく、部屋係の仲居さんに食前酒の入った器が「素晴らしいね」と言ったら、すぐに「**万円もしますから」と返されて興醒めしてしまった思い出がある。

  安倍内閣が発足し、大胆な経済政策を打ち出すような発言に、円安になって「85円」や日経平均「1万円超え」という変化に驚いたが、日々の消費生活中では 「価格破壊」どころか「価格崩壊」という現実を迎える言葉に秘められたプロセス、そしてそれによって泣かされる人達の存在を考えると「何でもあり」という 世の中を歓迎出来ない思いもある。

 もうすぐ「お正月」を迎える。数日前にデパートの地下に立ち寄ったら「おせち料理」の申し込みを受け付けていたが、誰もが知る有名な料亭のものが20数万円という価格にびっくり。

 夏頃だったと記憶しているが、ダイワロイヤル系のホテルが売り出した8人限定の「おせち料理」が100万円だったので驚いた。料理は20万円程度で80万円は金の猪口とか説明さSれていたが、すぐに定員分が予約されたというニュースがあった。

 安倍内閣になって、住宅ローンを背負っている人達が大変になるかもしれないという専門家の解説があった。どんどんインフレ状態に進めば、金利がアップするのは常識だが、我々庶民が苦しむことにならないように願っている。
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