2012-10-15

安全第一  NO 3076


 昨号で源ヶ橋の「力餅」食堂のことに触れ、「丼物」が信じられないほど安価と書いたが、「幾らぐらい?」という質問のメールを頂戴したので責任を感じ、立ち寄って「ざる蕎麦」を食べ、ついでに価格を見てきた。

「玉子丼」と「きつね丼」のどちらも500円。「天丼」が570円だったが、丼物ではご飯を大盛りにしても同料金とメニューに表記されていたので驚いた。

「力餅」は何処の店でも「赤飯」や「きなこのおはぎ」などが定番で、それだけを求めに来られるお客さんも多い。

さて、弊社の女性司会者のブログを開いたら、過日に担当させていただいた「お別れの会」について触れられており、式次第の構成シナリオを振り返っていた。

 最近に増えているホテルでの「お別れの会」や「偲ぶ会」だが、「お別れ会」の言葉が生徒や学生の集いのように感じるところから「お別れの会」となっているようで、「偲ぶ会」と「お別れの会」の区別について定義するなら次のようになるだろう。

 密葬が行われてから本葬儀に進む訳だが、仏教では「49日」、神道では「50日祭」という日本の「50」という期間内に行われるのを「お別れの会」。それ以後は「偲ぶ会」と考えれば理解し易いとアドバイス申し上げる。

  松山在住の塾生のブログを開けたら、ブログを始めた7年前当時のことが綴られ、私が彼に大きな影響を与えてしまったようで責任を感じているが、彼がしたた めていた内容は、中小企業の血脈後継者が陥る世界を顕著に物語っているように感じ、そんな立場にある人達は教訓として学んでおきたいものである。

 若い社員達に「子犬じゃないのだから餌をくれる人に尻尾を振るのではなく、おかしいこと、いけないこと、間違っていると思うなら堂々と言える人間になれ」と教えてきたが、そんな社員達が集まる会社、そして、そんな環境の会社なら間違いなく発展すると確信している。

 人とは謙虚であるべき。自分がまだ幼稚園なのだと考えてハンドルを握れば事故の発生も少なくなるだろうが、「俺は運転が上手なんだ」と驕り高ぶる思いを抱くと間違いなく事故発生率が高くなる。

 名阪国道の天理から福住までの間は想像以上の坂で急カーブの連続という劣悪過酷な環境があるが、何度も通ったこの道路、いつも自分の車の周囲を考えながら、最悪のことを想定しながら運転をしていた。

 特に「五ヶ谷」の付近は事故が多く、<次の右カーブでもしも車が横転していたら>と考えて追い越し車線から走行車線に変更していたし、対向車線から中央分離帯を乗り越えて来たらどうするか、なんて考えていたのだから白髪が増えるのも無理はなかった。

 これまでの人生の中で社員を含め多くの人達との交流があったが、事故を起こす性格というものがあるようで、同じ人物が再発というケースが少なくなかった。

  運転が荒いとは大問題。「荒い」とは「乱暴」、「粗い」なら「大雑把」という意味があり、どちらも運転欠格者と考えるべき。運転がうまいなんて何の自慢に もならず、それは羞恥の世界だと気付くべきで、事故の悲惨さを体験した人達は「絶対に同じ思いはしたくない」と後悔しており、それらの光景はこれまでの仕 事の中で何十回と目撃してきたところから伝えたいのである。

「加害者」になれば「被害者」の存在があることを忘れてはならない。「幸せ列車」のコラムのページに「かめかむか」さんが道徳教育について書かれており、<ごもっとも!>と同調してきた。

昔、ある葬儀社の後継者を預かって教育したことがあるが、銭湯でのマナーについて教えたことが強烈な印象に残っていると言っていたが、そんなことが重要な気がするこの頃だ。

 明日は九州や北海道、それに日本の中間地点のところに在する仲間達が来社してくれる。みんな「匠」と称されるお葬式のプロ達。久し振りの再会で食事を共にするが、随分と昔の写真を見ながら懐かしく思っている。

 今日の写真は「昨号」の写真を接写したもの。その優しいフィーリングをお感じいただけるだろう。
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