2012-09-22

その日まで謙虚に  NO 3053


 昨号で「幸せ列車」のHPについて触れたが、日々更新されるコラムのページの内容が秀逸。こんな情報をどこから入手を?と驚くレベルのものが多く、新しい執筆者も増えているみたいで嬉しくなった。

 この「独り言」の訪問者で「幸せ列車」のページへ進まれる方も多いが、兵法の解説のページのファンになられた方もおられ、いよいよグローバルな世界に広がって来ているようだ。

 こんな「独り言」だが駄文の列記でも継続という号数の影響は大きいようで、グーグルやヤフーで「大阪 コラム」と検索したら1900万ぐらいヒットするが、そのトップに出て来る事実に恐ろしくなった。

  さて、西館で行われていた葬儀に参列。過去に本館でご親戚の方の葬儀を担当させていただいたこともあったが、歴史に残る偉大な政治家のご親戚で、不思議な ことにその政治家の秘書をされていた人物のご実家の葬儀を担当させていただいたご仏縁もあり、そんな思いを託して自分の香を手向けた今日だった。

 女性司会者のヘアースタイルが変わっている。びっくりするぐらい若くなったイメージを感じたが、ナレーションを耳にすると間違いなく彼女だと確実に伝わってきた。

  会葬者の方から「さすがに司会者のレベルが違いますね」とお言葉を頂戴し、彼女との不思議な出会いに感謝したが、二人で掛け合いの司会を担当していた頃、 司会台のところで身体の異変を感じたことを彼女に伝えていたら、それからしばらくして入院する事態になってしまい、「病院で検査を受けられるべきです」と 言われていたのにと後悔したのを思い出してしまう。

 数日前、テレビの番組で「日本の名医」が多く出演される特集があり、心疾患や脳疾患について解説しておられたが、この番組を発病前に観ていたとしたら、間違いなく病院で検査を受けていただろうと考えさせられることになった。

 ある宗教者が「死は決して前方からやって来るものではなく、突然に後方からやって来ると考えるべき」と説かれていたが、私の場合はまさに間一髪でその最悪のケースを回避出来た現実があり、その奇跡みたいに「生かされた」ことに心から手を合わせているこの頃である。

  司会の研修をしている中、私の前だと緊張して失敗してしまうという司会者がおり、あなたは大きな勘違いをしていると説教をしたことがあった。なぜなら私の 前で失敗しても後悔することはない筈で、実際のお通夜や葬儀で失敗したらどれだけ責任問題に発展する危険性があるかを諭し、お客様の前でいつも緊張するよ うにするのがプロのあるべき姿。マンネリに陥らずにいつも謙虚でと教えておいた。

 体感に勝ることなしという言葉があるが、これまで体験したことで「孫」を持ったことで初めて知ったことがあり、それで劇的に私の司会に対する思いが急変したが、「爺ちゃん、婆ちゃん」とはこんな思いで孫の存在をと学んだことは想像もしなかった世界であった。

「親を送って一人前の葬儀屋。孫を持って初めて本物の葬儀の司会者になれる。それまで謙虚に」と何度も書いたことがあるが、その背景には私自身の体験があったのである。

  そんなところから今日の写真は二人目になった孫の一枚を。アメリカで生まれたころから日米両方の国籍が取得可能だそうだが、過日に書いた卓球の「石川佳 純」選手にイメージを合わせている。どちらもサウスポーということもあるが、現在小学校一年生に成長しており、誕生間もないアメリカの地で「たんぽぽ」の 咲き誇る場所で撮影されたもので、私のお気に入りの中の一枚である。

 サイズの調整失敗で入らないこともあろうが、その場合にはご海容くださいますよう。
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