今日「金曜日」は「幸せ列車」のメールマガジン送信日。内容は東京駅に到着した「のぞみ」の車内に携帯電話を忘れた出来事や、「こだま」の網棚の上にコー トとマフラーを置き忘れた事件が書かれているが、そんな体験から気が付いた弊社の忘れ物に対する対応に活かされているプロセスがしたためてある。

　昨日の関東地方はあちこちでゲリラ豪雨があったようで、何度か利用したことのある「つくばエクスプレス」も落雷停電で何時間も不通になっていたということを知ったが、そんな地域が降雨不足で取水制限について討議されているニュースもあった。

　いつまでも厳しい残暑が続いている。この時期になると朝夕が涼しくなりそうだが、例年に比べて気温が高いようで、そんな中、節電協力の呼び掛けが解除され、一つの山が越えられたようでホッとした。

　 数日前、大阪のリーガロイヤルホテルが１泊２００万円というＶＩＰ向けのロイヤルスイートを一般客に提供する企画を始めたニュースがあった。要人の警護と いう観点から一般客はそのフロアさえも立ち入ることが出来なかったことからすると画期的な変化で、距離限定だがリムジン送迎もセットされているので余裕の ある方々はどうぞと書いておこう。

　こんな部屋を提供してややこしい人達がおかしな行動をしたらどうなるのだろうと心配する。スパイ映画 ではないが、盗聴や盗撮カメラを仕掛けられたら大変なことになると考えられるが、各国の要人が利用される前には、その国の専門家達が前もってチェックする のが常識で、「要人」には「用心」が重要というオチを言った友人もいた。

　一方で、東京恵比寿にある「ウェスティンホテル」でも５０名で８００万円という結婚披露宴企画が発表されていた。ガーデン内を新郎新婦が乗る馬車や長い赤絨毯の準備もあるそうだが、出席者の宿泊費も含まれての金額だそうで富豪の子供達の需要があるかもしれない。

　このホテルには数回宿泊したことがある。一人でツインルームを使用するので贅沢な話だが、「帝国」「オークラ」「ニューオオタニ」の旧御三家に対して、新御三家の一つとして称される格式の高い高級ホテルで、調度品一つにしても厳選されている感じであった。

　窓から東京タワーがくっきりと見える環境も素晴らしいが、そんなホテルのサービスについてチェックアウトの際に笑いながら伝えた指摘は、ずっと改善されなかったので「仏の顔も三度まで」という言葉ではないが、その後は宿泊で利用することはしていない。

　 誤解をされたくないので何があったかとしたためておくが、すべて「ルームサービス」で発生した問題である。深夜に原稿を書き終え、ちょっと夜食をと２４時 間ルームサービスの窓口に電話を入れたのだが、受話器から流れて来た言葉は英語なのでびっくり。翌朝のチェックアウトの際に「日本人は驚くよ」と柔らかく 改善を促した訳だが、それが２回目、３回目と同じであったらおかしいと思うのは当たり前。設備は一流だが内部のスタッフは一流ではないと感じた出来事だっ た。

　楽天のトップダウンで会議などを一切英語で行うと通達されてから久しいが、英語の前に美しい日本語を学びなさいよと伝えたい思い も。突然の思い付きで通達をされた社内の混乱振りを想像してしまうが、まずは就業後の英会話教室からと思った人も少なくなかったのではと拝察するし、素晴 らしい「人＜財＞」であっても英語が苦手だけで重用されない企業はおかしいという考え方も根強いようだ。

　結びにニュースで知った川柳の 紹介を。長野県の白馬の近くにある「詩の小径」に掲示されているものらしいが、「記録より　記憶もないわ　その会議」「その内に　自分で祝う　敬老の日」 「喜寿米寿　平均寿命に　追いつかれ」なんて思わず「座布団一枚」と拍手を贈りたくなった秀作だった。

　今日の写真は、過日に続いて神戸の慰霊祭の日のひとこま。中国雲南省で大きな地震が続いて発生したニュースもあり、南海トラフのことを心配しながら、大震災のような被害が出ないように手を合わす。