2012-03-23

変化と進化  NO 2880


 今日「金曜日」は「幸せ列車」のメールマガジン送信日。第8号はお爺ちゃんの葬儀の場でお母さんに抱かれるお孫さんの話。

 そんな私も久し振りに映画館に行った。チケットを買って入れ替え時間を待っていたら、中から出て来られた方を見てびっくり。私が倒れた日にお通夜を担当させていただいていたお客様だったからだ。

 2人のお孫さんを連れられて「ドラえもん」の映画に来られていたのだが、どちらも孫連れなのでにっこり。ふと「泣く子と地頭に・・」という言葉を思い出した。

 チケット売り場で高齢者割引があると言われたが、健康保険証を探していると「ペアチケットも同じですので」ということで、子供と同じ料金で4人分で4000円となった。

 売店の前に数人の子供達が並び、ドリンクやポップコーンを買っている。ふと目に留まったのが「ドラえもん」を模ったポップコーンバッグ。キャラメル味700円、塩味600円ということで、喧嘩をしないように二つ買った。

 映画鑑賞で感じたことは、スピーカーが多くて音響のリアルなことと昔のアニメとは随分と変化していたこと。変化というよりも進化と言うべきだろうが、10年後にはどうなっているのだろうか?と興味を抱いた。

 画面のCMや案内を見ながら、チケットがネットで購入可能で席の指定まで出来ることを知った。飛行機や新幹線だけではなく、こんな世界にまでIT社会が広まっていることに驚いたが、時折に繁華街に出掛けて社会の変化を体感しなくてはとの思いを抱いた今日だった。

 今回、大阪へ来なかった孫の誕生日のプレゼントを探して百貨店に入った。水色の17センチの靴と聞いていたので探したら、ミキハウスの売り場にそれらしき物を発見して購入したが、高額な価格にびっくりした。

 おもちゃ売り場には、同年代である団塊世代らしい孫を連れた人達が多い。言われた物を買い与えているように見えるが、誰にも孫には弱い姿を見せているようだ。

「何が欲しい?」と聞いてみたら、全く知らなかった「ぬいぐるみ」の名前が出てきたので面食らったが、すぐにそれが並んでいる棚に連れられたので<こんな物があったのか!>と新しい発見に。低価格だったので購入した。

 男の子が興味を抱く「トミカ」のコーナーに立ち寄り、欲しがっていると言う「バス」を探したら2種類が見つかり、お土産として持ち帰って貰うことにした。

 西日本で最も高い建物となる阿倍野の近鉄の工事だが、完成すれば300メートルだそうでびっくりだ。天王寺駅や阪堺線(上町線)の駅と結ばれていた歩道橋も撤去されてしまっている。上町線は、私が小学校5年生から中学校卒業まで通学に使った路面電車だったので懐かしい。

 昨日に行った歴史博物館に昔の近鉄百貨店の写真があったが、それは小学生時代にリニューアルされる前のものだった。あの頃から50年の月日が流れた。今、こうして孫達に命の伝達が出来た幸せに手を合わせている。残された月日と時間に悔いのない過ごし方をしたいもの。

何れ「残された」の文字が「遺した」と変わることになる。「**をしたい」の「たい」という欲望の思い、それは晩節を何より加勢してくれるパワーだろう。もう少しだけこの世でしなくてはならないことがある。まずは、それを通過儀礼として迎えたいと考えている。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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