2012-03-01

??0年目  NO 2858


 今日は記念の日なので長くなることをお断り申し上げる。一昨号を発信する際に「号数」を打ち込むことを忘れていたみたい。齢を重ねるとミスを重ねることも多くなるようで、いつも<?>を思いながら気を付けようと考えている。

  こんな駄文の列記であるコラム「独り言」を始めたのは、2002年3月1日。だから今日で10年ということになる。この間、何度かの入院で休載を余儀なく されたこともあるが、どこかで200から300号分ぐらいの数字を打ち間違えたことがあるようで、随分前に3000号になっている筈なのに現在の数字に なっている。

 遡って原因を突き止めようと考えたこともあるが、こんなミスも「生かされた証」の記録そのもの。まずは現在の号数で3000号を迎えるまでは、嫌われたってこの世にしがみ付こうと思っている。

 昨日はシーン西館で行われていた葬儀に参列、故人のお孫さんが中学校の期末試験で焼香の時間に間に合うかとやきもきしたが、親族焼香の終了間際に間に合ったので安堵。花に飾られた祭壇のご遺影が何か「よかったね」と微笑まれたような気がした。

  国道25号線、疎開道路、今里筋、勝山通りなど、我が生野区のの幹線道路にパトカーや覆面パトの姿が目立っている。中には大阪府警の文字の入った軽のワゴ ンまで見掛ける。全てが赤色等を回しているのでおかしいなと思っていたら、ある人物から「引ったくり防止」対策だと教えられた。

 赤色等 で存在を見せるので犯罪防止効果があるとは理解していたが、それが「ひったくり」に関する防犯活動だとは知らなかった。そんなことに詳しい人から聞いた話 だが、我が大阪が全国一位、その中で我が生野区が一位という不名誉な記録を有しているそうで、撲滅に向けて積極的に活動をしているようだ。

 そんな大阪の橋下市長がとんでもない構想をぶち上げた。知事時代から発言していた「カジノ構想」だが、府市共に教育関係の顧問にワタミの渡邉社長を迎えるなど、いよいよ危険思想が顕著になってきたように思えてならないこの頃だ。

  何の力もない私だが、「カジノ」の設置には絶対に反対する。人として煩悩を煽り立てるギャンブルを奨励し、それで税の収入や府市の活性化を期待する発想と は言語道断のレベル。それで「府政」や「市政」が経済的に潤うことが出来ても「府生」「市生」にはつながらず、「不正」「負性」「腐生」「死生」の言葉な どが次々に浮かぶし、「市井」に生活する住民に対するそんな「市政」の「姿勢」では、「独裁」が「毒催」になるだろう。

 彼の改革への情熱とスピードには歓迎しても、浅慮な発想で行動することはいただけない。前にも書いたが、周囲に存在するブレーンで、ブレーキ役の人がいないのだろうかと危惧している。

  過去に書いた産経新聞に定期的に掲載される「曽野綾子」さんのコラムだが、昨日の号では「限度」について触れられていた。世界中で格安航空が潮流になって おり、今日からピーチ航空が就航したが、何事も「限度」を超えてはいけないとのご指摘。私の考え方と一致するところがあって納得に至った。

 感覚を狭くして座席数を減らし、コストを下げて運行され、信じられない低価格を売り物に宣伝しているが、少なくとも平等性なくして真の歓迎はないだろうと考える。

  数年前のことだが、東京駅に向かうため上野駅のホームに上がったら、いつもは京浜東北線の快速を利用するのだが、偶々山手線の電車が入っており、飛び乗っ たら何やら変な感じがする車両。目で確認して気付いたのが扉が片側に6枚もあったのでびっくり。不思議なほど吊革の多い光景に違和感を覚え、これは「人」 を「荷物」として発想して考えられた車両だと思った。

 そんな車両がなくなるというニュースもあった。ホームに設置された安全扉が4枚ドアに設定されているからだそうで、ちょっと人間的に昇華したように思えた。

金曜日に「幸せ列車」のメールマガジン第5号が送信されるが、受信購読を申し込まれた方々の中から抽選で当たる鹿児島産のオリジナル焼酎「幸せ号」についても併せて掲載されていると書かれていた。

  そのコラムの中に「日本列島縦断の旅」と題された旅行会社が企画した行程があったが、大阪から東京、新青森、函館、札幌、稚内へ。そこから札幌、函館、青 森に戻り、寝台列車で上野に向かい、新幹線で新大阪、そして「さくら」に乗り換えて鹿児島中央駅へ。そこから指宿に行き、日本の最南端の駅を経て鹿児島中 央駅に戻り、九州新幹線で熊本まで行き、九州横断特急で大分へ。特急「ソニック」で小倉に着き、新幹線で新大阪に戻るという4泊5日のものだったが、これ でフルムーンパスを利用し、全ての日の車内昼食も付いて一人10万円となっていた。

 ざっと計算して6000キロ近くを列車で移動する旅だが、大阪に戻って通過するという行程が企画不足のような感じも。時間と経済的な余裕があれば面白いだろうが、果たして申し込まれる方があるのだろうかと興味を抱く。

 弊社の西館で行われていたお通夜に参列。ご当家との不思議なご仏縁についてお話をした。西館には随分前に銀行が存在していた歴史があり、その銀行が移転してからしばらくの間の空いていた時期に何度か選挙事務所になったことがあった。

 大阪市会議員してご活躍されたその先生のお姉さまのお通夜だったが、ご家族が昔の私の体験した話題を憶えておられ、懐かしく思い出したひとときともなった。

  30年以上も前の話だが、大阪府下で行われていた豪邸での葬儀でハプニングが発生した。女性の声で収録していたナレーションのカセットデッキが回らず、咄 嗟に高感度ワイヤレスマイクの電池を交換し、歩きながらハンカチで口元を隠し、前段の部分を喋りながら50メートルほど離れたところへ停めてあった車に入 り、車のカセットを利用してダッシュボードのスピーカーにマイクを接して流したという出来事だった。

そんな危険な賭けとも言うべき決行に関し、担当責任者だけには伝えておいたが、彼がOKサインで結果を知らせてくれた時の安堵感は今でも忘れられないものである。

 葬儀を終えてから原因を調べたら、照明に使用していた変圧器のコントローラーをご当家の幼い子供さんが回したらしく、数値レベルが60%程度に下がっていたのでテープが回転しなかったことを知った。

 悪戯されないように、幕の裏側に隠しておいたのだが、子供さんが興味深く見られていたようで、そう言えば室内の照明が暗くなって不思議なことと感じていたのだから恥ずかしいことである。
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