2005-07-02
不思議な体感? NO 1198
お客様が来社されると電話があり会社に行った。久し振りに「隠れ家」に入ったら私宛という大きな手提げ袋が置かれてあった。
開けてみるとメッセージがあり、それが入院した日に偶然に届けてくださったものだと知った。
数枚のCDとMDと共に入っていた大きなパッケージを開けてびっくり、それはパソコンなどにつなぐ特別なスピーカーだった。
説明書とは別にプリントアウトされた資料もあり、このスピーカーの特殊性について詳しく書いてくださっている。
メッセージのお名前を確認して思わず手を合わす。私が最も緊張する女性からの届け物であった。
事務所に持って行くとスタッフもびっくり。一人の女性社員が机の下にもぐってコードの配線を始める。説明書を読んで「どんな音質かを知りたいのです」と言う。
しばらくするとパソコンにCDが入れられ、驚嘆するような音質の二胡の旋律が聞こえてきた。
そこにいた全員が耳を傾けている。確かに普通ではない音響の世界が感じ取れる。そんな時、音響に詳しいスタッフが帰社してきた。
「あれっ?」と片側のスピーカーに耳を寄せる。「片側のスピーカーだけでサラウンドシステムに!」と驚いている。上質や高質な音という言葉で表現するべきではなく「不思議!」という特殊な音の世界。説明書に目を通して「なるほど!」と納得をすることに。
こんなシステムで癒しの音楽を聴けば間違いなく心が洗われるし、病んだ心も治癒されるような気がする。私の仕事で<間違いなく活用できる!>と考えた瞬間でもあった。
この女性とは不思議なご仏縁で結ばれている。過去ログに何度かご登場いただいているが、今回もご持参くださった日は私が病院の待合所で悶々状況に陥ってい た時。スタッフに対して「病室へ届けてくれたらよかったのに」なんて思いを抱いたが、メッセージの文章の中で私の体調不良について触れられていたのが驚き だった。
人生を振り返ると様々な人との不思議な出会いがある。「めぐる」という言葉があるが「廻る」と書けば「因果」の意味もある。「会う」「合う」「逢う」という文字を描きながら「遇う」ということが偶然ではなく「必然」と考えるのも大切だろう。
今回のスピーカーについてはもう少し触れることになるだろうが、協会のメンバーや塾生達に薦めたい思いが生まれた。一度耳にされたら理解されるだろうが、それは本当に不思議な体感になると断言する。