2024-01-25
悲嘆の時期かな? NO 10089
野と自信の政府救済についてまとまったニュースがあったが、その中に宿泊代を2万円上限で割り引くと言うのがあった。
亡くなった妻がお気に入りだった旅館に山中温泉の「鼻紫」があったが、ある時に山中温おうで
ウェルカムの緑茶をいただいて仲居さんが部屋に案内してくれたが、廊下で気付いたのが鍵らしき物を持っていないと言うことで、やがてある部屋の前まで行くと「ご到着ですと」声を掛けたら、中から別の仲居さんが出て来られて三つ指を付いて迎えてくれた。
部屋の鍵を持っていなかった事情は分かったが、大浴場に行くのにも鍵がないのでちょっと不安になった。
大浴場を出ようとして気付いたのがスリッパがタオル地の新品になっていることで、これは気持ちが良かった。
宿泊料金は「鼻紫」より高額だったが、コスパとしては納得出来てっ帰阪したがマフラーを忘れてしまったことに気付き、電話を入れて着払いで送って貰うことにした。
我々夫婦は突然に温泉に出掛けるのが楽しみで、それから1週間後に「胡蝶」へも行った。
ここは財界人の別荘だったそうで部屋の造りが尋常でなく、欄間も芸術的なものだったことを憶えている。
山中温泉にはもう一つ忘れられない思い出がある。ライオンズクラブの家族旅行で宿泊した際、利用したホテルの部屋の抽選でスイートルームが当たったからで、興梠橋の見えるシチュエーションを憶えている。
妻とそんな温泉呂公も叶わなくなってしまったが、妻がインプラントに興味を抱いて群馬K連の高崎市まで通うようになった際に、迎えに行き、帰阪する際に立ち寄った「舌きり雀」の発祥の地である「磯部温泉」に2回宿泊した時のことも忘れられない。
廊下の照明が消えており、大浴場で露天風呂に入っても暗くて落ち着かず、すぐ上がって部屋へ戻ったことを憶えており、次の日の朝食会場で吾々夫婦の他に一組の夫婦がいただけだったが、ここで出された湯豆腐は最高に美味しかった。
人生の4大衝撃について研究された論文を読んだことがあるが、第1位は夫婦間に子供の死で、第2位が伴侶の死、第3位が一審との家族の刑の確定、第4位が身近な人の死で、ここに両親、兄弟、親しい友人などが入っている。
大切な家族を失うと喪失感は筆舌に耐えないレベルで何より疲れるが、時間が戻らないことを理解しながら、部屋のあちこちにある妻の写真を見ながら「なぜ先に逝った。約束が違うだろう」と怒りをぶつけている。