2002-05-25
お別れ会に参列して NO 85
昨日は、仕入先企業の創業者さんの「お別れ会」が倉敷で行なわれ、事務所に来社された北海道のメンバーさんと共に車で山陽道を走行した。
往復430キロ、やはりという年齢を感じながら帰阪、宿泊される日本のトップに君臨されるホテル、リッツ・カールトン大阪にお送りした。
さて、「お別れ会」だが、キャンドル業界ナンバーワン企業さんらしく、かわいいキャンドルを式場入り口で拝受し、「あかり」を奉献するという無宗教形式で行なわれていたが、全国のホテル業界で流行している「無儀式形式」」とされておられた。
会 場は葬祭式場さんだが、出席者に別室で立食形式による「おもてなし」のセッティングもあり、ご多数の参列者には空間としては難しく、2部会場の天井の低さ を原因に、お客様の交わされる会話で騒がしくなることが残念に思ったが、これはホテルでない以上、仕方のないことだと思っている。
多く の知人にお会いすることにもなったが、共通して出ていた言葉は接待を頂戴する「およばれ」ムードへの申し訳なさ。会場の物理的事情から止むを得ないことだ ろうが、会場がいくつに分かれていても、例え10分でも「お偲び申し上げる」ひと時が出来なかったのだろうか、そこだけは惜しまれてならないところであ る。
これらは、施主様、業者側の両者苦渋の選択というご結論で進められたのでしょうが、ビデオモニターあるなしを問わず、その会場にお られるすべての方々が厳粛になる「儀式空間演出」、それらは、プロの世界では比較的に簡単なレベルで、全国のホテル式スタイルの現状に生まれた「違和感に 対する抵抗感」が、私達の仕事になってきている。
今日の朝、北海道のメンバーさんが、私の車の中に忘れ物があるというFAXが入っており、来社され、それから話題のユニバーサル・スタジオにお送りした。
大阪に住みながら初めて行くことになり不安があったが、近くから案内スタッフ達の誘導によって、正面玄関に近い所まで到達することが出来た。
途中に<関所>があり、かわいい女性が歓迎の姿勢で登場され、送迎という言葉を伝えるとフロントガラスのワイパーに赤いシールを挟まれ、「ハザードランプ点灯で走行下さい」と指導してくださった。
TDLもそうだが、スタッフ達への完全なマニュアルから、サービスの誇りが伝わってくる姿勢は気持ちのよいもので、また、ひとつ勉強になった。
しかし、誰が宿泊しても「今までの、最高のホテルでした」という高い評価を受けるリッツ・カールトン大阪。このホテルスタッフ達のサービス提供に対する「誇り」は、また、別格の感じを抱いており、今回に宿泊された方からも、車内でその感想を聞かせていただくことになった。
「当ホテルは、リピーターのお客様が多いのです」とおっしゃられたホテルマン。彼の自信にあふれる笑顔を思い出している。