2017-12-07

振り返って  NO 8051

金子みすゞ記念館人生に於ける不思議な「えにし」とは偶然ではなく必然だったのかもと言っていた友人の言葉が印象に残っている。もう12月で今年も残り少ないが、ふと今年に出掛けた旅行先のことを振り返ってみた。

1月に新年早々に発症した病気の治療目的を合わせて温泉旅行に行ったが、熊本県の友人夫妻と一緒に行った平山温泉宿泊、熊本市内に在住する友人夫妻との再会と昼食、雲仙の宮崎旅館での宿泊、嬉野温泉での宿泊、武雄温泉駅での友人と再会から始まったが、その人物が過去に武雄温泉に招待してくれ、車で伊万里焼の郷やイカで知られる呼子に連れて行ってくれたこともあり、9月に友人を誘って呼子の大望閣に宿泊、次の日の平山温泉に宿泊、最終日に福岡県の柳川にある「若松屋」で昼食したが、平山温泉に向かう前に大宰府天満宮に参拝していた。

呼子なんて案内してくれたことがなかったら行っていなかっただろうし、同行した友人も透明のイカ料理を食べて「最高!」と喜んでいた。

武雄温泉に招待して貰った際には広島駅から同行してくれていた人物がおり、この「独り言」の写真で何度か拝借させて貰ったことのあるピピの社長で、彼女と初めて出会ったことも東京で行われていた講演からで、それがなかったらで会っていなかっただろう。

その後に彼女のお母さんの葬儀の司会を担当するご仏縁があったが、彼女のブログ「ピピの日記」を訪問したら、昨日に「4000号」を迎えていたので「よく頑張ったね!」の言葉を贈りたい。

今年の秋の季節迎える前、「幸せ列車」の管理人さんと我々夫婦と妻の友人と共に尾道を訪れ、念願だった広島の「お好み焼き」を体験して来たが、社長には大変お世話になって恐縮した。

10月の下旬に北海道旅行をしたが、札幌、苫小牧、函館などで再会した人達それぞれも不思議なご仏縁で結ばれた歴史があり、晩節に振り返る人生に感慨深いものがある。

さて、前述した「幸せ列車」のHPに管理さんのご厚意で「10年前の独り言」を紹介いただいているが、10年前のこの頃に原稿発信で不具合が発生し、5号分程度が掲載されていなかった出来事が発生していた。

ここからは「10年前の独り言」から転載を。

メールに感謝を  NO 2054   2007-12-04

昨日、不思議な現象が起き、2049号から2053号が消えてしまい、臨時号を書いてから再度発信したら掲載することが出来た。

予想される原因はサーバーの変更ということだが、メールで「おかしい!」とお知らせくださった皆様に感謝の合掌を申し上げる。有り難うございました。

インフルエンザが猛威を振るっている。多くの学級閉鎖が報じられていたが、プーチン・タイプの菌に負けないようにしたいもの。数日前に受けた予防接種の効果は2週間、3週間後からということで、しばらく罹患しないような生活様式を守りたい。

絶対に間違いないこと、それは何度も書いたようにインフルエンザ菌は湿度に弱いということ。そんなところからすると銭湯のスチーム・バスが最高。間違っても乾燥したサウナに入らないようにしよう。

道を歩いていると「その節は、どうも」とのお声が。それは、今年にお爺ちゃんを送られたお婆ちゃん。「寂しくなりましたね。お元気ですか?」と申し上げた。

「あのね、あなたに感謝しているのよ。あれから孫達がよくやって来てくれて喜んでいるのよ」

「あれ」とは、ご出棺前に行ったひとときのこと。お柩の蓋をしてから「お孫さん達、集合!」と声を掛け、ちょっと説教的にお爺ちゃんから命を受け継いだことを伝え、「命を大切にします」「残されたお婆ちゃんを大切にします」「命を有り難うと感謝の言葉を」と言ったことだった。

記憶では中学生と小学生の4人ぐらいのお孫さんが居た筈だが、そんなひとときは、誰もが真剣な表情で見つめられる独特の雰囲気が流れる空間となり、それこそ葬儀の本義のひとつだと確信しているし、私は、それを大それたことだが「命の伝達式」と呼んでいる。

そんな体験をされた孫さん達と会うこともあるが、「見たことのあるオヤジだ?」と考えられるようで、不思議そうな緊張気味の表情の後「あの時のオヤジだ!」と分かると、すぐに恥ずかしそうな笑顔を目にする出会いとなっている。

「葬儀って、何ですか?」「命って、何ですか?」という呼び掛けの言葉があるが、たった数分のご出棺前のひとときに大切な意味があるように思うし、それが導師を務められるお寺さん達がされたら素晴らしいと願っている。

さて、金子みすゞ記念館のことを書いたが、「行って来た」という知人からメールがあり、下関からイベント列車みたいに「みすヾ潮彩」号が運転されていることを知った。

時刻表を調べてみると、下関から長門までの山陰線には特急、急行、快速もなく、約80キロの行程を2時間も要する普通列車ばかりである。前述の「みすヾ潮 彩」号にしても同じぐらいの時間を要する不便なところ。それなら「車で!」となるところだが、冬の中国道、山陽道は雪の恐ろしさという問題がある。

1月に九州で講演があり新幹線で行く予定だが、そのスケジュールに合わせて「記念館」へということも考えられる。同行しようという人達の誰かの車に同乗させて貰いたいが、冬用タイヤ装着であっても危険が伴う。「加害者になるな!被害者になるな!」の哲学からすると列車利用がベストではと思っている。

今日の写真は「金子みすゞ」記念館を。
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