2005-11-20
到着しました NO 1337
予定の仕事を終えてからコンサートの準備、片側のスピーカーの調子が悪く、音響のプロに電話をしたら「恐らくアンプの問題」と判断され、わざわざメーカーに回って新品を届けてくださり恐縮。
配線をやり直した頃に演奏者の皆さんが到着、すぐに音響チェックを始めたが、コントラバスの音色の「味」を出すのとギターの音質調整が難しかった。
アコーディオンは入り過ぎるほど聞こえてくる。バランス調整の最中にどうしてもモニタースピーカーに微妙な問題、お客様が入られ演奏を聴きながら調整したら何とかなった。
「ジャズにお客様は集まりませんよ」と言ってスタッフ達だが、演奏が始まる頃には満席になり、皆さんに大好評のコンサートとなった。
ギターの世界で有名な「ギブソン」のコンクールで優勝されたミュージシャン、そのテクニックはさすがの一語、ベース、アコーディオンと見事なハーモニー。 大人の音楽、本物の音楽のひとときを過ごせて至福の空間。「生野区でこんな音楽を耳に出来るとは予想もしなかった」というお声が多かった。
アンコールで盛り上がったところでお開き、すぐに音響機材を揃えて車に積み込み、急いで出発。一路「広島へ」と向かったのはいいが、何か忘れているような気がしてならなかった。
助手席に座っているスタッフから「あれ、積みました?」と聞いて気が付いたのは宝塚トンネルの中を走行中、CDのデッキを積み忘れていたのである。
トランクと後部座席にいっぱいの機材、配線だけでもかなりの量、積み込んでいる最中に「空白」の瞬間があったのだろう。
スタッフが先入りしてくれている塾生達とメールのやりとり、岡山インターを過ぎた頃、広島の降り口のインター出口で待っていると連絡があった。
お陰で一般道から式場まで迷わずに直行、悲しみの塾生に再会をしてお母様に手を合わせ、すぐに機材の運び込み。
音が出なければ安心出来ず、長い配線を上下に通してマイクのテスト。問題のCD機材以外は完璧となり、塾生達と打ち合わせ。それからホテルへ向かったが、途中でコンビニに寄ってオニギリを買った。
部屋に入って時計を見たら午前3時前、メールの確認を終えてから独り言の打ち込み。これが済んだらシナリオの構想を始めよう。
そうそう、コンサートでご来場の皆さんにお願いをしたことがあった。それは、心臓の手術で渡米しなければならない子供さんへの援助、リンクのページの「クローバーママ」さんのブログを拝見して知ったこと。お帰りの際に募金箱を準備したら多くの方々がご協力をくださった。
集まった浄財は、帰社したら責任をもってお届けに参ります。ご協力をいただきました皆様、心から感謝を申し上げます。有り難うございました。
合掌