2005-05-03
『人徳の春うららかな仏かな』 NO 1145
大型連休の中、休日となっているスタッフが4人もいる。そんなところから、今日は司会を担当してから火葬場までお見送り申し上げた。
炉前で勤行を終えられたお寺様、扉が閉まる前に柩に向かわれて「ご苦労様でした」とお声を掛けられたが、そのお言葉のニュアンスに5月の風のような爽やかさを感じた。
故人は享年96歳、19人のお孫様と17人の曾孫様の存在があり、ご出棺前に行った「命の伝達式」が壮観で心温まるひとときとなった。
「有り難う」「見守ってね」「幸せになるよ」「勉強するからね」・・・
そんな言葉が次々に掛けられる式場内、喪主様を初め多くのご親戚の方々の表情があたたかい。ここに「不幸でない」ひとときが生まれている。
「オジサン、有り難う」と、私に対して一人のお孫さんから突然の言葉。きっと特別に可愛がっていただいた思い出があるのだろうと拝察した。
会葬者の皆さんの焼香の列、誘導している時、過日の葬儀の喪主様がおられる。そっと近付きご挨拶。「気持ちいい葬儀だったわ。有り難うね」とのお言葉。 「スマートな葬儀」と言ってくださることは多いが、「気持ちいい」とは初めて。どんな意味なのかスタッフ達と勉強しなければならないテーマを与えられたよ う。
「やさしさを感じる葬儀だね」「スタッフがみんなやさしいね」と言われる葬儀が私の願い。そこに至るまでにはまだまだだが、ちょっと入り口ぐらいに到達できたような感じもする。
すべての予定を終えて会社に戻る。すぐにチーフ・パーサーがプリントを持って入ってきた。それらは塾生達から送られてきたメッセージ。過日の塾の感想と、次回の期待について書かれていた。
中に3ページも綴られた人もあったが、皆さんが求められているのは同じこと。自分が携わっている仕事に対して誇りを有され愛されているのが素晴らしい。それらは弊社が加盟する協会のメンバー達とも共通する。
この人達を育むこと、それも私に与えられた「生きた証し」のよう。塾生になったことから悩みが始まることも多いだろうが、悩みなくして成長はないという言葉を贈りたい。
残業をしているとご来客。国際的なボランティア活動をされている団体の方。外国との文化交流を「英会話」を通して行いたいとのこと。弊社をイベント会場に最適として考えられたみたい。
後日に役員さん達と会合を開くことを提案したが、<英語だったらどうしよう!>と不安を抱く。ふと思い出したのが「独り言」の英語バージョン。今やパソコン操作で一瞬にして英語に変換可能。次回の会合でご笑覧いただくことを考えた。
さて、メールを開いてみると北海道のメンバーからの返信が。ちょっと風変わりな提案をしたことに対する感想で、「とんでもないヒントを頂戴しました」と書かれてあり、すぐに行動に移されるような感じで<流石に彼らしい!>とニンマリした。