2002-08-12

名前の損得    NO 163

知らない内に、この「独り言」が意外な世界に広がり、講演やスタッフ研修の依頼が増えてきた。

 毎日訪問くださる方、数日置きに、また1週間毎にプリントアウトをされ、全社員に回覧という一般企業の経営者もおられ、恐縮しながら本当に嬉しいことで喜んでいるが、つまらないことが書けなくなってくることが辛いところである。

 宗教者の方からは「法話や説教のことを」。ホテル関係者からは「ホテルサービスについて」。葬祭業者からは「ソフトやノウハウを」と求められるのだが、一般の方々が大半であり、その日の思いつきで30~40分を費やして推敲することにしている。

 友人達が経営する割烹やレストランでも、お客様との交流が始まり、顔を会わせると「独り言」の話題になることも多い。

 多くの方が「お気に入り」に登録されておられるようだが、ヤフーやグーグルでその度に検索されている方もあり、数日前、面白いお話を拝聴した。

「久世さんは、名前で随分と得をしている。久世も珍しいし、栄三郎も少ない」

 その方は、私が珍名ではないが、印象に残る姓名であり、ネットの検索時代にあって絶対に得だとおっしゃるのである。

 因みに、その方の毎度の検索方法はヤフー。文字は「栄三郎」だそうで、それで9000件以上も登場するが、2番目に「久世栄三郎の独り言」、3番目に「久世栄三郎の世界」が登場するとのことで驚愕した。

 考えてみれば、鈴木さんや佐藤さん。また、三郎さんや一郎さんなら、こんなことにはならないだろう。「久世」と「栄三郎」という確かに稀な姓名で得をしているのかも知れない。

 正直言って、この名前は、若かりし頃に随分恥ずかしい思いもした。小学生や中学生でのイメージをご想像いただければご理解願えるだろう。

 高校時代に付けられたニックネームは「若侍」。やせ細っていて、その当時の身長と体重は175センチに49キロ。本人がその気であっても「若大将」と呼ばれるには絶対に無理があったようだ。

 今日まで「独り言」を発信し続けることが出来た。武田鉄也さんの歌ではないが、「思えば遠くに来たもんだ」というような感じで、これからも挑戦するつもりだが、名前で得をしたというところから、「徳」につながるようなことが書けたらと思っている。

「継続は力なり」と誰かが言った。確かに毎日の発信は大変で苦痛の種になっている。しかし、これは私の生きた「証し」であり試練と受け止めて挑戦するが、ひょっとして、数日前に書き込んだアデランス問題、この「独り言」がその原因の根源になっているのかも知れない。 
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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