2016-01-21
病膏肓 NO 4442
今日のタイトルは「やまいこうもう」と誤読されることも多いみたいだが、正しくは「やまいこうこう」だとお節介を申し上げておこう。
朝から診察予約を入れていた病院へ行った。痛い思いをして診察料金を支払うのだから仕方がないが、自動支払機でボタンを押していたら声を掛けられてびっくり。相手は夫婦で来ていたが、青春時代から交友のある友人で、結婚披露宴は私が司会を担当していた。
随分と痩せてしまっている。数年前に彼の会社に立ち寄った際に困った病気で手術を受けたと言っていたが、その後に他の部分に症状が出て診察を受けなければならないと思いながら横着をしていたら最悪の症状に至ったそうで、20キロ以上も体重が激減してしまい。何とか7キロだけ戻ったと説明してくれた。
互いが齢を重ねて大病を患った。過日に寺田町駅近くで共通する友人に会った際にも、「大変な病気で手術を受けなければならないので不安に襲われている」と語っていたが、周囲に大病や難病に苛まれている人達が多い。
桃谷駅でも偶然に知人数人に会ったが、それぞれが様々な病気で診察に来ていたことを知り慰め合うことになった。
愕然とするほど体力が落ちた。オーストラリアに在住する知人に会いに行ってから1年半が流れた。当時はまだしっかりと歩けたが、今の状態なら絶対に行けなかったと思うので、70歳になったら行く予定だったのを前倒しで行ったことが正解だった。
伊丹から成田へ飛び、そこからシドニーへ行き早朝に到着。すぐに国内線のカンタス航空に乗り換えてパースへ飛んだが、よくぞ行けたものだと懐かしく思い出す。
テニスの全豪オープンが行われているが、錦織選手が好調のようで期待している。体調がよかったらメルボルンからタスマニアに行きたかったが、ちょっと無理みたいだったのでパースからキャンベラへ飛び、列車でシドニーまで移動したが、その5時間弱は貴重な体験だった。
それにしてもオーストラリアの首都であるキャンベラ駅の閑散とした現実には驚いた。日に3本の列車しかないのだから静かな筈だが、少し早目にホテルを出発して到着したら誰もいないので「どうなっている」と不安になった
しばらくすると利用する人達が数人やって来られたが、飛行機のように荷物を預けるシステムがびっくりだった。
キャンベラ駅もシドニー駅も改札口がなかったことも驚きだったが、タクシー料金が10円ずつ上がるみたいで血圧の高い人は見ない方がよいだろう。
昨秋に所用があって北海道と九州に行ったが、1年前と比較すると随分と体力低下を感じることになり、ちょっと長距離旅行は難しくなったみたいで寂しく感じているが、足腰の冷えという後遺症があるので温泉だけは無理しても行かなければと思っている。
冒頭で紹介した友人が週に2回日帰り温泉に行っていると言っていたが、近くの銭湯でげっそりと痩せた身体を知人の見られたくない思いもあるようだ。
旅番組で雪が降る露天風呂を観ると行ってみたくなる。駅の階段は苦手となったがエレベーターがあれば何とか行ける。エスカレーターなら上がりは大丈夫だが下りは危険性があるので避けている。もしも倒れたり落下して他人を巻き込んだら大変だからだ。
前にも書いたが、駅の階段の手摺りも様々である。木製、鉄製、塩ビ製などの種類があるし、太さも異なっているが障害者には細い方が握り易いと思うがいかがだろうか?
今日の写真は前号と同じ宝川温泉の露天風呂「子宝の湯」の雪景色。こんな光景の中で体験してみたいと思うこの頃だ。