2015-07-29

50年以上前に観た映画  NO 4264


シーンの「会長のブログ」を更新。テーマは昨日に敗れた大阪桐蔭高校のことに触れ、偉大な横綱であった「双葉山関」や「大鵬関」のことも書いた。

また、今日「水曜日」は「まぐまぐブログ」の送信日。テーマは社葬や合同葬で「会長」を送る告別献花式のことで、葬儀委員長、葬儀副委員長、喪主、故人の伴侶となる順位を変更して伴侶をトップにする発想だが、なぜそうしたのか、結果はどうなったかなどに触れておいたので葬儀の司会をしている方々には必見だろう。

さて、テレビの旅番組でオーストラリアのメルボルンの特集があった。1956年にオリンピックが開催された都市として知られるが、私がこの都市を知ったのは中学生時代に観たアメリカ映画「渚にて」だった。

1959年に発表されたグレゴリー・ペック主演の作品だが、彼が艦長を演じる原子力潜水艦が核戦争の勃発によって地球の全てが死の灰に巻き込まれて終焉する中、少しだけ残された時間にメルボルンの港に寄港し、受信する不思議な無線の発信源を調べにアメリカに向け出港するという反戦的な名作映画だったが、主題曲は何度か紹介したようにオーストラリアの第二の国歌と言われる「ワルティング・マチルダ」だが、その旋律は映画が終わってロビーに出る時には口すさむことが出来るほど記憶の中に刻み込まれていた。

その番組の中で面白い街の取り組みを紹介していた。街並で驚くのが「落書き」で、登録さえすれば誰でも自由に落書きを描けるというもので、それがアートのように溶け込んでいた。

キャンベラからシドニーまでカントリーリンクという鉄道を利用したことがあるが、途中のキャンベルタウンを過ぎてシドニーセントラル駅に近付くに連れ目立って落書きが目に留まり、この国の文化はどうなっていると疑問に感じたことを憶えているが、今回の番組でその謎が解けたような気がした。

約1周間の旅だったが、この間に旅行記を「幸せ列車」に記載しており、日に4本も書いたこともあり。その影響か同かは不明だが「カンタス航空 575便」「カンタス航空 718便」で検索すると「幸せ列車」がトップページにヒットするのでびっくりしている。

その時にキャンベラ駅の写真も掲載した。閑散とした場所にある駅舎は誰もが首都の駅とは考えられず、日に3本の列車が折り返しで運転されるだけで、発車30分前に駅に着くと誰の姿も見えず、ホームに列車もなく、大丈夫かなと不安になったことを憶えている。

オーストラリアの列車は大きなバッグを車内に持ち込むことは禁じられており、飛行機のようにチェックイン時に預けるシステムになっていたが、キャンベラ駅もシドニー駅も改札口がなかったので信じられなかった。

3両連結の列車が発車の15分前頃に到着、乗客が降りると扉を閉めて車内清掃が行われ、発車の5分前に乗車したが、車内の半分は売店になっており、女性スタッフが昼食のオーダー確認にやって来てくれた。

4時間と少しの列車の旅だったが、車窓から見える大陸の大地は日本とはまさに別世界で、前述した映画「渚にて」のことを思い浮かべながら、まさか自分がこの地に来るとは想像もしなかったことに気付いた体験でもあった。

エクスプローラーという別称もある列車だが、気動車で高速走行時には100キロ以上だったように感じられたが、新幹線と同じ線路幅の標準軌なので横揺れは少なかった。

今日の写真はカントリーリンク・エクスプローラーの列車を。
キャンベラ駅
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