2016-02-05

会いたかった人と  NO 4456

800系つばめ昨日の水曜日は「まぐまぐブログ」の送信日。解剖学者として知られる「養老孟先生」のご著書から感じたことや100歳を超えられて現役の医師としてご活躍されている聖路加国際病院の日野原重明先生のお考えにも触れ、最近の葬儀の変化についても書いた。

さて、「さくら」から久留米駅で「つばめ」に乗り換えて目的地の駅に着いた。懐かしい2人が迎えに来てくれていた。ハイブリッド車なので走行音が静かだったが、30分ほど走ると山里にある温泉地に到着した。

10年ほど前までは地元の人達にしか利用されていなかったらしいが、口コミで名湯だと広まって人気が高まり、今では予約が難しい状況となっているそうだ。

駐車場に車を停めて二つの棟のどちらだろうかと迷っていたら、偶々通ったスタッフが予約名簿を確認してくれて坂を上がってくださいと言われた。

この坂が半端じゃない。もしも車椅子だったら押す人とロープを掛けて前から引っ張る人が必要なレベルで、杖を手にする身には大変だった。

部屋に岩風呂が設置されている。これも温泉なので大浴場に行く必要がないので歓迎だ。日帰り入浴の人気が高いそうで夕方までいっぱい車が駐車している。坂道を上がって行くと面白い木製の案内表示が目に留まった。ここから先は「宿泊客のみ」を表わす意味だそうだが、「とうせんぼ」と書かれていた。

宿泊料金は山里という立地からすると高額だが、最近の東京や大阪のビジネスホテルの異常な価格からすると良心的なコスパだろう。

夕食は食事処となっており、本当に懐かしいご住職と再会を果たした。不思議なご仏縁に結ばれてから40年以上の月日が流れている。それぞれに様々な紆余曲折の人生があっただろうが、何よりご健康そうなので安堵。私が何回も入院していたことに驚かれていた。

それにしても皆さんはお酒が強い。ビールも日本酒もいっぱい並んでいるが、私は食前酒も禁じられているので羨ましい限りだ。

食事のデザートが出された時に竹の皮で家の形に作られた物を添えられた。中身は夜食でオニギリと香の物が入っていた。

部屋に戻ると寝具が出っとされてテーブルの上に飴が二つと女将からのメッセージカードが添えられていた。

「温泉郷の美味しい水と飴をご用意いたしました。お目覚めになられましたらお召し上がりくださいませ。今夜は素敵な夢がごらんになれますように。おやすみなさい 女将」

そう書かれていたが、就寝前にもう一度入浴をして冷えを感じる足腰を温めよう。ここの温泉は「加藤清正公」がアセモを治癒するために利用した歴史があるそうで、温泉独特のつるつる肌を久し振りに体験した。

最近の温泉地のホテルや旅館ではエステなど女性に対するサービスが充実しているが、この旅館でもペアエステ、岩盤浴タイ式リラクゼーションなどがあったが、温まった後は昔ながらのマッサージが最高。お願いしたマッサージの方が高レベルな技術だったので久し振りに心地良い体感をした。、

ふと床の間にあった案内表記が目に留まった。「当館では寝具として東洋紡のプレスエアーをご用意致しました。通気性がよく、適度な硬さの健康敷布団でございます。快適な寝心地でごゆっくりお寛ぎ下さいませ」女将のという文字と旅館名の落款印が押されていた。

今日の写真は昨年の10月に撮影した九州新幹線の「つばめ」の再掲だが、今回の車内は乗客が少なかった。
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