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2006-02-17

感情豊かな女性!  NO 1427


 日課として訪問しているブログに「出たとこ勝@負ログ」さんがある。彼は「自宅サーバー」を開設されているようにIT技術に造詣深いが、お付き合いをする中で、その人生哲学の素晴らしさに畏敬を感じ、結ばれた「ご仏縁」に手を合わせている。

 今日のエントリーは「命」をテーマとされ「ウサギ」と「ニワトリ」が登場していたが。共感を覚える内容で拍手を送った。
 (出たとこ勝@負ログさんのブログは、リンクのページからどうぞ)

 昨夜のホールご利用は遅くまでとなったようだが、朝から次の準備の模様替え。今度は「ご苦労様」会というパーティーである。

 プロデュースはすべて弊社任せ、その中に感謝状奉呈式が組み込まれ、その文面制作から印刷まで私の仕事になっている。

 ご勇退される方へ「ご苦労様」を伝える思い、それを「かたち」にすることは難しいことだが、式次第の流れの中で、出席される皆さんのお心をひとつにまとめることが出来れば成功。演出、司会までを含めて担当しようと考えている。

 夕方から懐かしい友人達が遠方から来社、「どこか大阪らしい食事を」ということで推薦の店へ、そこから親しいお酒の飲みどころへ付き合ってきた。

 そこでは短い時間を過ごしただけだったが、先に行った食事のところで盛り上がり、看板の時間まで粘ってしまった。

 今日、大阪市内のホテルが珍しく込み合っていた。数件のホテルが全部満室、何か大阪で大規模な学会でも開催されているのではと尋ねたら、神戸空港のオープンに関する影響のようだった。

明日のことを考慮し、大阪駅近くのホテルに予約が出来たが、シングルルームとしてはかなり高額料金になってしまって申し訳なかった。

 チェックインを先に済ませようとホテルに案内、フロントのロビーが予想以上に混雑、ホテルらしい雰囲気が感じられずに気の毒な感じを抱いた。

 お疲れモードの私、一緒に宿泊をしようかとも考えたが、明日のスケジュールからすると絶対に無理。そこで久し振りに午前様で帰宅となった。

 テーブルサービスを担当してくれた若い女性、見るからに新人という雰囲気だったが、私がさりげなく言った言葉で泣いてしまっている。ハンカチを目に当てすすり泣く姿にびっくり。<傷をつけるようなことを?>と考えたが分からない。

 しばらくして分かったことは、やさしい言葉遣いに自然に涙が出てきたということで、そこで涙の成分は真っ赤な血液、それが透明になって目からあふれることで心身を守っている。急に涙を流すと頭痛を伴うと教えたら感涙、皆で「何と純粋な心の持ち主だ」と賛辞してきた。

「私、音響の専門学校で勉強し、オペレーターの歴史があるのです」と教えてくれた彼女、そこで音響についての薀蓄を語ったら「嘘っ!」と返し、彼女が体験したことのなかったミキサーの苦労話をしたら、もうハンカチは涙で重くなってしまっていた。

 これも何かの「えにし」であろう。不思議なことである。友人達から「女の子を泣かしてどうするの?」とからかわれたが、言葉ひとつで相手の感情が大きく変化することに驚いていた。

 司会者は究極のサービス業、接待を受ける側にあってもこの言葉が大切にしている。嬉しそうに見送ってくれたことが心地良い「お土産」となった出来事だった。
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