2002-09-29

不思議なイマジネーション    NO 210

道を歩いている時、次の四つ角で最初に現れる人が男か女か?
 そんな想像の賭けも面白いもので、イマジネーションの訓練になるそうだ。

 人通りの多い心斎橋筋を歩いていた時、ふと、ある人物の顔を思い出してから数分すると、前からその人物がやって来て驚いたこともある。

 人は、誰もがそんな不思議な体験をしていることもある筈。

 私は、そんな体験が多く、新大阪駅、新幹線の車内、沖縄への飛行機の中など、何度も不思議な体験をしている。

 それが私に授かった能力とは思っていないが、一般的なケースより、はるかに多い不思議な体験があるように思っている。

 これらの体験が始まった最初は、20代前半の頃で、ある団体旅行で出掛けた熊本県の水前寺公園であった。

 美しい池の中に設けられた狭い通路。そこをこを通っている時、ふと、ある女性の顔が浮かんだ。
 
 彼女は、私の家から自転車で10分ぐらいのお菓子屋さんの娘さん。とてもチャーミングで、友人達と何度か合同デートをしたこともあった。

 さて、水前寺公園の狭い通路。庭園の中に小高い山のあるところで、その女性が男性と共にやって来たのである。

 それは、全く予期せぬ偶然で、彼女は新婚旅行ということだった。

 一方で、東京のホテルでエレベーターを待っている時、また、ある人物の顔が浮かんで来た。
 その人は絶対にこんなところで会うことになる人ではなく、何の気にもしてはいなかったが、扉が開いて最初に視線があった人がその人物。知人の結婚式ということだった。

 事務所にいる時にも不思議なことが多い。困った問題だなと悩んでいると、その解決にもっとも適された人物が、本当にタイミングよく来社されて来るのである。

 そんな話を他人にすると超能力かも知れないと言われるが、いかに神仏に関する葬祭業に従事しているからといって、そんな能力が培われるとは思っていない。

 ある専門家の分析では、多くのことを考える人にこんなケースが多いそうで、何事にも心配性の私だからそうなっているのかも知れない。

  新大阪で駅弁を買い込んで「のぞみ」に乗った。高槻付近で弁当を広げて、お茶を買うのを忘れてしまったことを後悔していると京都に着いた。11号車の売店 に足を運ぼうかと思っていると、通路を挟む席に著名な茶道の宗匠が乗ってこられ、すぐにお食事を始められたが、缶のウーロン茶を買っておられたのが印象に 残っている。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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