2002-12-01

人生の黄昏かな?   NO 270 

今日から12月。まさに烏兎怱々の感がある。前のアドレスを破棄し、このHPを発信したのは3月1日。今日で9ヶ月を経たことになる。

最近、アクセス数に、興味深い変化がある。

 ある日、突然に数字がアップすることがあり、それらの原因が弊社のことが新聞記事やテレビで取り上げられたことが多かった。

 しかし、この数ヶ月の間に特徴的な兆候が生まれている。会葬者の多い通夜や葬儀の日と翌日の数字が急激にアップするのである。

 私は、失礼このうえない勝手な推測をしている。
参列体験をされて弊社に興味を抱かれ、HPを開いてくださることは、「さぞかし費用が高いだろうな」「どの程度でこんな葬儀が出来るのだ」という、費用面への素朴な疑問からのご行動ということであると。

 一方に不思議な現象がある。アクセス数アップがあった後に、ある一定のバランスで継続する数値アップが分析されている。その原因が、この「独り言」にあることが分かった。

 「過去ログを見たいのですが」
 そんなご要望のお電話も多い。これは、私自身も対策不足であり、更新する度に1本が消えていくシステムから、最新版から150日分しか開くことが出来ないのである。

 大阪研修会の終了後、このシステムの改良に取り組むことになった。発信を始めてからのすべてをご笑覧いただける形式に変更することが決定した。

 これらは近日中に完成するが、正直言って、削除したい「独り言」も多い。しかし、書いたことへの責任もあり、すべてを掲載することにした。

 しがない初老の葬儀屋の「独り言」。それは、私の生きた証しでもある。駄文の列記から何かひとつでもプラスとしてお感じいただくことになれば、私が今日まで生かされてきた意味もあるだろう。

 このシステムが完成すれば、「過去ログは?」というお電話を頂戴することがなくなるが、そんな電話の際に拝聴するご感想を伺えないのは寂しいところだ。

 本音を言えば、言いたいことは山ほどある。社会を一変させるレベルの秘められたネタも多くあるが、私がこの仕事に携わっている間は遠慮しようと考えている。

 何れ、隠居の立場になるだろう。その時から始まる「独り言」こそ、私の本当の生きた証しになると言えるかも知れない。

 55年間を生きてきて、今、私の財産となっているのは家族の他に素晴らしい友人達と日本トータライフ協会のメンバーの存在である。

メンバー達は、近い将来に必ずや日本の葬儀を変えてしまうと確信している。それだけの哲学と信念を共有し、悲しみの世界で「かたち」としての行動実践に取り組み、体感された方々からの賛同と歓迎を頂戴しているからだ。

 若いメンバー達の間では、私は長老という存在になっているが、老害にだけはなりたくないと思っている。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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