2016-09-27
お久し振り NO 4988
昨日の午後2時頃だった。テレビのテロップに地震情報。北海道の函館で「震度4」と出たので函館の友人のことが気になった。
それから数分も経たない内に「緊急地震速報」のテロップが流れた。「画面が切り替わりアナウンサーが緊急の対応を呼び掛けている。震源地は奄美や沖縄地方だったが、奄美の南部で「震度5弱」を記録していた。
今年は台風や大雨も多いが、熊本県で発生した大きな地震のこともあり、何か天変地異の状況になっているように思えてならない昨今である。
これまでに何度も書いたことだが、人生にあって齢を重ねると何か欲望を抱かなくては寿命を延ばせないことは確かで、決して心残りがないようにしてこの世を出立したいものである。
闘病生活を送る病室の白い天井を眺めながら去来することで最も多いのは「旅行」だそうで、「あそこに行きたかった」「連れて行ってやりたかった」などで、現役時代に担当した葬儀でご家族から拝聴した故人の抱かれていた思いにもそれが確かに多かった。
「会いたい」「観たい」「行きたい」「食べたい」「やってみたい」などの「たい」という欲望が失せたらお終いで、それこそ「あの世へ行きたい」となり、「生きたい」が消滅して「逝きたい」となる訳だ。
今、この世を出立する前にやっておかなければならないことを始めている。その中には遺言もあるし私の葬儀のあり方も入っている。葬儀のプロを自負して来たこれまでもあっておかしな送られ方はされたくない。導師、式場、日程なども決めておきたいし、式次第のことも重要だ。
誰に知らせて誰は呼ぶなということも書き記しておきたいし、進行に携わる人物に前以て伝えておくことも重要だろう。
今日、日課の散歩の途中で深いご仏縁に結ばれるお寺様と会った。もう90歳を超えられて歩行のスピードが落ちておられるが、日に健康を目的に2軒程度の檀家さん回りをされているそうだ。
先代ご住職夫妻の葬儀を担当した歴史もあるし、ご本堂の落慶法要も担当しているので忘れられないが、ヘラブナ釣り、ボウリング、ゴルフで何度もご一緒したこともあるので懐かしい。互いが同じ大病を患たった関係もあるが、もう少しだけこの世に在住しましょうと言ってお別れした。
このご住職とのゴルフで忘れられない出来事があった。息子さん達とご一緒に三重県伊賀市にある島ケ原カントリークラブへ行った時のことだった。あるショートホールでティーグランドのすぐ前に池があり、アヒルが群れて並んでいた。
「キャディーさん、下手なショットをしたらアヒルに危険を及ぼすね」と言ったら、彼女は「大丈夫です。下手な人が打つ時にはアヒル達が避難しますから」と返されたのだが、私がオナーで息子さん達が打った後、ご住職の番になってティーアップをされた瞬間、アヒル達が一斉に移動してしまったので大笑いになった。
今日の写真は「島ケ原カントリークラブ」を。