2002-05-05

アンパンマンさん有り難う・・・パート2    NO 65

今日、嬉しいメールが入っていました。

何気なく開いてみた弊社のHPで、この「独り言」にご興味を抱いてくださり、3月1日の発信スタートまでのすべてを遡ってご笑覧いただいたそうで、エールを贈ってくださいました。

 本当に有り難いことで、心から嬉しく感謝の返信を表記申し上げました。

  その方のお歳は分かりませんが、文章のイメージから女性であるということと、3月21日に発信した「アンパンマンさん、有り難う」の文章内容が、ご自身が 「お孫さん」とのひとときで同じご体験をされたそうで、「懐かしい」と書かれておられたことから推定させていただくと、60歳は超えられておられるのかな と思っています。
 
 過去ログの中に表記されていますが、葬儀に於けるお孫さん達の存在は本当にいいもので、ご出棺の前の「お別れ時」での光景で、私の発案した「命の伝達式」が相変わらず大好評を博している。
 
ある「お婆ちゃん」のご葬儀で、お孫さん達それぞれが「お手紙」を柩に納められたことがあったが、こんな葬儀に携わると、葬祭業の仕事に従事している自分が誇りを感じるひとときでもある。
 
その「お婆ちゃん」のご葬儀で、もうひとつ感動する出来事があった。

それは、初孫にあたる3年生の小学生の女の子が、お母さんに急かされるようにして柩に近づいてきて始まった。その子の手には紙袋があり、中からびっくりする物を取り出された。
 
「お婆ちゃん、有り難う」、そう言って柩に納められたのは「アンパンマン」のぬいぐるみ。

やがて、お母さんがそれについての思い出話を始められた。それによると、同じぬいぐるみが二つあり、一つはお孫さん、もう一つはお婆ちゃん自身がお持ちであったそうだ。
 
今回に入れられたのは「お婆ちゃん」の物。初孫が誕生されてから、お婆ちゃんのプレゼントはいつも同じ物を二つ買い求められ、それらをご自宅に並べながらご成長を楽しみにされておられたそうだ。
 
それは、命の伝達式前の出来事で、私は「形見」として残された方がいいのにと思っていたが、事情が分かってほのぼのとした心情になった。
 
そこで、昨年の秋に、私が孫を連れて行った高知県土佐山田市のアンパンマン・ミュージアムでの出来事を思い出した。
大きな画面の中からアンパンマンが登場し、「よかったねえ」と呼びかけた声だった。

・・・・お婆ちゃん ・・・「よかったねえ」・・・
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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