2005-10-24

消費者協会での講演  NO 1311


 朝、頼まれていたものを持って友人の喫茶店に立ち寄ったら日本シリーズの話題で持ち切り。ロッテが強いのか阪神が弱いのかでワイワイ、甲子園球場から挽回だということが大凡の結論だったので明日が熱そう。

 出勤してからすぐに講演資料のチェック、2人の女性スタッフがパソコンに向かって作業をしてくれる。

 講演会場は兵庫県だが、ネットの地図を確認してもらって再確認、一人のスタッフが最寄駅周辺に詳しくて助かった。

 逆算して出発時間を決定、忘れ物のないようにチェック、重いバッグと手提げ袋を手に環状線の桃谷駅まで送ってもらった。

 大阪駅から特急に乗り目的地の駅に到着、駅に直結したツインタワーの片方に入りエレベーターで上がったら、そこは図書館になっていて今日は閉鎖のよう。

スタッフに教えられていた棟ではないようで、また1階に戻って確認したら違う方の棟だった。

 講演の場合には早めに到着するのが基本的マナー、主催者側の幹事さん達の心境が分かるから。それは、コンサートの場合に出演奏者を迎えることと同じで、<時間、まちがっていないだろうか?>や<事故に遭っていないだろうか?>と、顔を見るまで心配で仕方がないもの。

 時計を見たら到着予定を過ぎていた。会場のある階でエレベーターを降りたら幹事さんが心配そうに待ってくださっており恐縮、すぐに会場へ入って打ち合わせを始めた。

 今日のお世話をされていた消費者協会の役員さん達は全員が女性、受講される方の8割も女性、副会長さんの司会で会長さんの挨拶が始まり、すぐに講演の時間となった。

 冒頭で伴侶を亡くしてからの存命年数の平均が男性5年、女性20年とお話ししたら緊張ムードに包まれていた会場の空気が一変、一挙に喋りやすい状態になった。

 そこから一気に1時間15分、水も飲まずにオシャベリタイム。葬儀社でも知らない専門分野の話題にまで言及、皆さんが真剣にメモをされている。

 やがて定められた時間をちょっと過ぎたところで結び、そこから質疑応答を始めた。

 これは、私の大好きな時間、素朴な質問が多く出てくるので勉強になり大歓迎しているのだが、今日も期待していた嬉しい質問があり楽しい時間となった。

「あっという間に時間が過ぎた」という感想が多いので成功のよう。終わってから隣室の席でお茶を頂戴していた時に数人方から質問の追加、それが済んだらドラ焼きをいただいて役員さん達と歓談。

「大 阪の消費協会さんから推薦された方なので安心していましたが、素晴らしいの内容のひとことで感動しました。感謝しています」と会長さん。賢者の消費者は悪 い業者の存在を知ることも大切ですが、善良な業者を知ることも重要ですねと提起申し上げたらご納得いただき、交通費とお菓子をお土産にいただいて帰阪し た。

 葬儀の費用に重点を置いておられた企画だったが、それについてお話したのは少しだけ。大半は葬儀の意義から始めた理想の葬儀の「ありかた」に賛同をいただけたようでホッとした。

「大阪からでも葬儀を担当してくれますか?」というご質問もあったが、弊社は手作り葬儀を重視しており、スケジュールで難しいこともと、やんわりとお返し。

「何年振りかで本物の講師の話術が聞けました」と喜んでくださった方もあり、途中で織り込んだ司式バージョンのコメントに衝撃を受けられた方が多かった。

 昨日はブライダルの司会を担当してきましたと申し上げたら、会場内にどよめき。拍手をしない新郎新婦の入場の話をしたらびっくりされ、意義を説明したらご納得、葬儀こそ歩まれた人生に拍手をするべきではという逆転発想も大賛同を得た。
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