2005-10-23

結婚式と披露宴  NO 1310


 朝から音響機材をタクシーに積み込み出発、お寺に到着したら依頼していたビデオ会社の社長達が先に到着、すべての準備を済ませて資料作りの撮影を始めていた。

 昨夜の嵐も朝から好転、開式の頃には日差しが出て安堵、リハーサルで決められた式次第の本番が始まった。

 厳粛で荘厳、そんな言葉がぴったりの仏前結婚式、ご両家の親戚さん達以外に多くの檀家さん達もご出席、お立ちいただいた方もあって申し訳なかった。

「仏 前結婚式って、いいね!感動した」というお言葉が多く、それらは披露宴の会場でも話題になり、新婦の友人という人が本堂で涙を流していた光景が印象に残っ たが、山形県からお越しのお寺様の「久し振りに本物の仏前結婚式を見た」というお言葉が、お手伝いという立場の私にとって何より嬉しいことだった。

 東京からご来阪くださったお寺さん達の奏でる奏楽が素晴らしく、そんな中で拝聴した「朗詠」が式場空間を見事に神変させていた。

 予定の時間通りに進められた結婚式が済み、すぐにタクシーでホテルに移動、レストランで食事をしながら顔馴染みの支配人と打ち合わせ。その後に会場担当チーフとミキサーさんと最終チェック。

 ここで予定外の問題発生、「今日のお料理は特別なのです。時間を引っ張っていただくように」とホテル側。メニューを確認しながら<長くなる>ことを覚悟、調整のコメントを考えることに。

 司会台の横にミッキーマウスの縫いぐるみがいっぱい、そのすべてにメッセージが添えられてあり、祝電と合わせて順位を決めていただいた。

 祝電の中に懐かしいお名前、東京タワーの横にある増上寺の法主様、過去にテレビ番組のゲストとしてご一緒したお方だった。

 拍手を行わない新郎新婦の入場、恐る恐る音楽と言葉だけで進めたが、予想以上に大好評。「拍手のない方がよい」という感想を頂戴した方が多くあり、使用した曲名を聞かれた方が5名おられたので成功と言えるだろう。

 開会からお開きまで約4時間の披露宴、後半部分から腰にジンジンと危険信号。結びの時間には完全な腰痛モード。私にとっては「疲労」宴となってしまい、改めて年齢を感じて帰宅。すぐに銭湯で温めて対処。

 星名国際登録証の奉呈もあったが、後で多くの方々から質問を頂戴し、そのシステムについて説明申し上げたが、中につくばの宇宙工学研究所の関係者がおられ、結婚式のプレゼントとして「いいわ」のご感想も。

 それにしても携帯電話の撮影が多い、友人の皆さんが高砂の席で撮影会、テーブルの上に何台も置かれ、どれが誰のものか分からないほど並んで次々に撮られる。お陰で少しずつ進行時間がオーバーすることに。

 綺麗で可愛かった新婦、凛々しく男前の新郎、素晴らしいカップルの誕生だ。結びに「命の伝達」の意味を語って司会席を降りた。どうぞ、お幸せに・・・合掌
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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